温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

片岡温泉 アクアイグニス(三重)

「水と火」を表す“アクアイグニス”。豊かな自然と大地に育まれた温泉や食材を表している。

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名古屋駅から近鉄特急で30分の四日市駅近鉄 湯の山線に乗り換え30分。終点 湯の山温泉駅からは徒歩10分か送迎車で数分の片岡温泉アクアイグニス。

三重県菰野にあるこの施設、6時から24時までの温泉は、日帰り入浴も同時間受け付けていて、早朝から夜中まで人で溢れ返ってる。

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敷地内に有名シェフのイタリアン、和食、パン屋、ケーキ屋が揃い、温泉施設内にはカフェやショップ、休憩所が完備されている。6時フライング気味の休憩所はもちろん誰もいないけど、日中は歩く隙間もない程の人。
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大浴場は男女別で、1日ごとに男女入れ替え。宿泊者も日帰り入浴客と全く同じ6時から24時までしか入れない。

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どちらの大浴場も内湯が一つと露天風呂が3種類。そして、かなり広い脱衣所、大きな洗い場にはたくさんのシャワー。

それでも、土曜の夕方の脱衣所は、人の間をぬって歩くことが困難なほどの混雑で、夕食前に入るのは諦めてカフェでケーキを食べた。

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23時過ぎてから行くも、使われてないロッカーを探さなくてはいけない。ロッカーは鍵付きで100円が戻るタイプ。

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大浴場は入って目の前に大きな樽のかけ湯、その奥に広い内湯。内湯の奥にある露天風呂は長細い湯船。
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ライトアップされてるものの、真っ暗なので、これ足湯?露天風呂で入っていいんだよね?と戸惑うほど、細長い。
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目の前には竹林。湯船の奥に溝があり、その中央から湯が投入されてる。この溝を伝って、数カ所の切れ目から細長い湯船に湯が入ってくる。直接湯船に注がれてるわけじゃないので、湯温はぬるめ。この日は40.5度くらい。
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これよりさらにぬる湯にしてあるのが寝湯。細長い湯船の向こうに、同じような細長い湯船があり、9つに分かれた寝湯がある。40度くらい。外気がかなり寒いので、夜は入ろうと思えない。昼間は気持ちいいだろうな。秋の40度、極楽だろうな。

真っ暗で、かなり寒い外。竹林の中に点在する湯船の移動は寒くて、足も冷たい。飛び石の上を寒い寒いと小走りに、1番遠くにある巨大な樽の湯船へ。f:id:ayumu27:20191111160730j:image

3つとも湯船の真上には屋根があるので、炎天下でも雨でも大丈夫になってる。

樽の湯船は暖かく、42度ちょい。

加水加温、循環なしの源泉かけ流しで、湯の量だけでそれぞれの湯船の湯温を調節してる。これ程巧みに3つの湯船の湯温を変えてあるのってすごい。
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宿泊は、シンプルな宿泊棟と個性的なオーガニック離れ宿の2種類があり、宿泊棟は大浴場の奥に、離れは暗証番号を使って一度外に出たところにある。

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離れといっても、大浴場に行くのが億劫になるほどは遠くない。今回泊まった「松」の部屋は、出入口の目の前。
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離れは4人の作家がインテリアを手掛けた趣の異なる4棟で、各棟のテーマ木である「杉」「松」「栗」「檜」の自然乾燥国産木材をふんだんに使った造り。
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各棟ともかけ流しの専用露天風呂が付いている。

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このたくさんの木も松だったのかな。

広々した浴室。屋根も囲いもあるけど、風が通り完全に外の空気なので、今の季節でちょうどいいくらい。

個人的には、客室に付いてる露天風呂が吹きっさらしなのはいやなので、これでよかった。

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素敵な浴室。

湯温は42.5度前後。大浴場の内湯や樽風呂と同じように、真ん中から湯が投入されている。
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電気はなくて、夜はろうそくの灯りだけ。寒いし暗いしで入らなかった‥。びっくりするほど風が凄かった。御在所おろし⁈

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今回は滞在時間が短すぎて、部屋の露天風呂には入らず。(友人は朝湯した)手湯しながら湯温測っただけ。もったいなかったー。
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片岡温泉は1300年前から続く、鹿が傷を癒しに来たという「鹿伝説」の残る名湯。
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ぬるぬるのアルカリ泉なので、不要な角質や毛穴の汚れを落とす美肌効果があり、湯上りの肌はすべすべ。

翌朝の大浴場は男女入れ替え。造りや湯船はほとんど同じ。

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入るとすぐにかけ湯の樽。朝一の一番風呂だからか、ざーざーとかけ流されていて気持ちいい。

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地下1200mより毎分780ℓも湧いていて、加水加温なし、循環もさせずにシャワーも含め贅沢にかけ流し。

髪の毛を洗い流しても、いつまでもぬるつる。

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内湯の端からもしっかりかけ流されてた。

内湯は42.5度前後と、少し熱め。露天風呂がぬるめなので、暖まるためにはこれぐらいがいいのかな。
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早朝の露天風呂も寒い。

でも熱いよりぬるめの方がはるかにいい。この細長い湯船はやはりぬるめ。
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45度の源泉は湯口で42度前後。露天風呂だと41度割れ。

ゆっくり浸かれば温泉成分や効果効能を体感できる。とろりとしたお湯は、ぬるぬるの湯感触で、気持ち良くてついつい肌をさすってしまう。f:id:ayumu27:20191113092059j:image

寒い上に裸足が冷たいけど、急いで奥の寝湯へ。

昨夜の大浴場と同様に9つの寝湯。
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数だけかぞえて寝湯はスルー、さらに小走りで一番奥の樽の湯船へ。
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かすかに硫黄の香りがするお湯だと書いてあった気がするけど、匂いは全然感じられなかった。

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それぞれの湯船が大きめで広々。夕方見た驚愕の脱衣所。あれだけたくさんの人が入っても、なんとかなる空間なのかも。
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とはいえ、終わるギリギリの夜中と、早朝フライングの6時前にしか実際には入ってない。あの脱衣所を思い出すと無理だ。湯船じゃないのにすでに芋の子を洗ってるような脱衣所‥。すごい集客力。
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紅葉の御在所ロープウェイに行くために三重へ。紅葉はいま少しだったけど。

アクアイグニスからロープウェイ乗り場までタクシーで10分と便利。

アクアイグニスの駐車場が臨時駐車場となり、そこからバスも出てる。

 

片岡温泉  アクアイグニス

★★★★

アルカリ性単純温泉

45.2度

pH 8.5

780ℓ/分

内湯(男1女1)露天風呂(男3女3)入替制

加温加水循環なし 消毒あり

2019.11.9 宿泊