温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

小砂温泉 ホテル美玉の湯(栃木)

小砂温泉は那珂川沿いに点在する馬頭温泉郷の一番北側に位置する温泉。

馬頭温泉郷那須岳や日光連山を一望できる景勝地に位置し、夕日を眺められるよう西向きの温泉が多く「夕焼け温泉郷」とも呼ばれているらしい。知らなかった。

宿の玄関に祀られている馬頭観音。なるほど、だから馬頭。初めて見た気がする。

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結構恐ろしい。今にも立ち上がりそうな座り方も目新しく恐ろしい。夜も居るの⁈ 玄関ロビーを通って大浴場に行くしかないんだけど。

この小砂温泉のホテル美玉の湯は、東北新幹線宇都宮駅から宇都宮線に乗り換え15分ほどの氏家駅で下車。駅から宿の送迎車で40分くらいのところにある。

以前に泊まった日本三大美肌の湯のひとつ喜連川温泉 ホテルニューさくら(栃木) - 温泉手帖♨︎を越えてまだまだ北東へ進む。迎えに来てくれたのが支配人さんだったので、地域のことや源泉の話などしてくれた。ここのお湯が本当に好きで誇りを持ってるのが分かり、ますますお湯が楽しみに。

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美玉の湯は温泉宿と日帰り施設を備えた一軒宿。

現オーナーが小学生の頃、祖父が茨城県笠間市に住んでいた霊感の強いおばあさんから「この場所を掘ると、硬い岩盤につきあたり、さらに掘り進めば効能のある湯が噴き出す」と言われて、その通り掘り進めてみたら、49.5度の温泉が噴き出したそう。

この話を聞いて吹き出した。温泉や宿に関係ない肥料商を営んでいたおじいちゃん。とても信仰心が篤かったらしいけど‥それにしても、おじいちゃん。いや、おめでとう。温泉出て良かった。

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地下1200mから湧出する天然ラドン含有の温泉。宿の大浴場と日帰り施設は全く別で(源泉は一緒)行き来はない。大浴場は一階の奥にあり、男女別の内湯のみ。

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ちょっとだけ不思議な配置。正面に湯船。左手にカランのみの洗い場が2つ。

少し引いて見ると
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正面湯船の右側に冷たい湯が溜まってるところがある。そこは置いといて
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洗い場の奥には寝湯。

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おぉ、湯船がL字型になっているのか。
さっきの右側の冷たいところは、どうやら打たせ湯だったみたい。パンフレットに打たせ湯と書いてあるのでここしか考えられない。え⁈ でも冷たい打たせ湯は修行じゃない⁈ きっと使う人が少ないから溜まったお湯が冷たくなってたんだろうな。うん。
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シャワーは3ヶ所。シャワーの湯も温泉だと思う。ぬるぬるでシャンプー落ちてない感じがするので。アルカリ泉のぬるぬる気持ちいい。

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湯口から出てくる湯もぬるぬる。f:id:ayumu27:20190310143736j:image

とろりんとした湯感触で柔らかく無色透明な湯。無味無臭だけど重みがあり甘さを感じる。

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ラドンが逃げるので窓を開けないようにと注意書き。じわじわとラドンの蒸気を味わう。

夜中じゅうずっと入れるからか、人とかぶらない。ゆったり息ができてくつろげる。

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とろりんとしたお湯は、ぬるすべの肌触りで肌に優しく、湯上がりはさらすべ。

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42度弱の湯温はちょっと熱めだけど、寝湯という逃げ場がある。

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寝湯は今までの中でもトップクラスの浅さ。湯温は41.5度前後。

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身体の半分くらいしか浸からない。青森の古遠部温泉(青森) - 温泉手帖♨︎の、湯船から溢れ出るお湯に浸かるトド寝よりも浅いかも。
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でも、この背中は暖かく、首や肩はきちんと浸かりつつ、あとは半分出てる感じが悪くない。私はすき。

旦那さんは(私が思うに)身体の背面の5分の1ほどしか湯に浸からないみたいで(私の想像)、頭を高く斜めにするとか改良すべきだと主張してた。

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ナトリウム-硫酸塩泉(に近い泉質)はあまり見ないけど、しっとり潤う泉質。湯上りはさらりとしているけど、肌はさらすべ。身体の芯からぽかぽかと温かさが長続きする。

大浴場は24時間利用可能。(午前9時~10時30分のみ清掃)毎日完全換水でいつでも新鮮で清潔なお湯に入れる。

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3階から外に出て渡り廊下、長い階段を上がると貸切の露天風呂がある。
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あの、高いところに。見晴らしいいらしいよ。
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展望露天風呂「竜神の湯」は30分500円の貸切。

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チェックインの時に説明してくれてたら、予約して入ったのにな。一度、階段登って偵察‥、鍵がかかっていて予約した人しか入れないので外から覗き見偵察。そしたらもう一度階段登るのは億劫になった。そう、この日風邪で熱もあって。

でも翌朝も、あぁー500円なら予約して入るなり、入らなくても写真撮るなりしたかったなぁとまた思う。まぁ、後悔のこして帰るのもありか。

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小砂温泉 ホテル美玉の湯

★★★★

アルカリ性単純泉

47.6度

pH 9.3

110ℓ/分

内湯(男女別)露天風呂1(貸切)

加水加温循環消毒なし

2019.3.9 宿泊