温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

湯西川温泉 本家伴久(栃木)

日光市湯西川温泉は、壇ノ浦の合戦に敗れ逃れてきた平家落人が、河原に湧き出る温泉を見つけ傷を癒したと伝えられる歴史の古い温泉。湯西川の渓谷沿いに旅館や民家が立ち並ぶ、湯量豊かな温泉地。

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北千住駅から特急リバティ会津で2時間半の湯西川温泉駅。おぉ、なんとも言いがたい古き良き歓迎のアーチ。駅からは日光交通ダイヤルバスで20分。通り沿いにある数ヶ所の旅館前のバス停に止まりながら、湯西川温泉郷を進む。終点ひとつ手前の本家伴久旅館前で下車。

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本家伴久は美しい山々や清流に囲まれた老舗の名湯料理旅館。
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平家直孫を継承する癒しの温泉宿として1666年に創立され、350年以上の歴史がある。

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平家の家紋の蝶紋が宿のいたるところに。

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全室湯西川清流沿いで、この時期は敷地内に氷瀑を創り、夜はライトアップもしてる。

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本館の全ての部屋から眺めることができる。二人掛かりで1ヶ月かけて作成するとか。
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ちなみに、夜ごはんはこのかずら橋を渡り、湯西川対岸にある平家隠れ館の囲炉裏処で炭火を囲んでいただく。現在90代の大女将のアイデアだそう。

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きしきしと軋むかずら橋。
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囲炉裏で山女魚やお餅、肉味噌などを好みに焼いていただくの、楽しくていい。
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かずら橋から本家伴久の本館の眺め。

と、やっと温泉の話へ。

男女別の大浴場に露天風呂と内風呂、他に3つの貸切露天風呂がある。大浴場は男女入れ替えはなく、翌朝9時半まで。

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女湯は玄関脇の階段を降りた右手。左手は朝食会場。
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子宝の湯、美肌の湯として知られる名湯。
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脱衣所は畳で清潔。

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洗い場も整然としていて清潔な感じがした。ただたまにある、シャワーの温度調節が微妙に難しくて、熱い湯が定期的に出てくるタイプ。まぁ、大した問題じゃないけど。
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内湯は広々していて、檜で囲われてる。
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15時ちょい前にフライング気味で入ったので、多分一番風呂で誰も入ってない。湯もみされてないからか、湯温44度。
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外を歩いてきたから身体がかなり冷えてて、なんとか浸かれたけど、3分も入っていられない。なぜこんな高温⁈

加水しているそうなので、それだったらもう少し適温にしたらいいのに。消毒臭もある。

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露天風呂は階段を下りて川沿いへ。
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階段の石段には暖かい電気マットみたいなのが敷いてあり、足に優しい。
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820年以上前に発見された湯西川温泉の源泉。 本家伴久のこの露天風呂「藤鞍の湯」がその場所だそう。

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露天風呂も湯温44度。外だからまだ耐えられるかと思いきや、やっぱ無理。熱過ぎ。
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湯船から溢れるお湯は、豪快に川にかけ流されている。
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なめらかでしっとり肌に染み込むような柔らかな湯で、無味無臭、無色透明。消毒臭が少し。循環もしてるらしいから、仕方ない。

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湯船から氷瀑も眺められる。朝の9時半まで夜通し入れるので、ライトアップもここから見える。

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HPには源泉かけ流しとあり、仲居さんもかけ流しで消毒もしてないと話してた。おかしいなと思って、後日電話で確認したら、循環あり、消毒もしてるとのこと。

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源泉に見合った温泉宿だといいのに。

熱過ぎて大浴場には入れないから部屋の内湯があって助かった。
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半露天風呂とのことで、窓を全開に出来る。
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熱い温泉は止められないので、ざっばざば水を入れて埋めるしかない。
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湯上がりの肌はさらさら。

3つの貸切露天風呂は45分1,050円で15時から23時まで。

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湯西川温泉にはかまくら祭を見たくて来た。日本夜景遺産に認定された「沢口河川敷のミニかまくら」は、数百個のミニかまくらにロウソクの灯がともされ幻想的な世界。

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『死ぬまでに一度は見たい絶景』にも選ばれてる。

余談だけど、特急リバティは下今市駅で連結、切り離しが行われる。下りは下今市駅から各駅停車になり、特急券がない人も乗ってくる。指定席しかない電車なのに。

逆に帰りの上りは下今市駅で連結されるまで、デッキも座席横の通路にも人がぎゅうぎゅう。下今市駅から連結された車両に移動する人たち。

つまり、下今市駅から湯西川温泉駅(この先のことは知らない)までの間は、トイレにも行けないような状態。いろんな事情の電車があるんだな。

 

湯西川温泉 本家伴久

アルカリ性単純泉

63.1度

pH 9.0

174.5ℓ/分

露天風呂付き内湯(男女別)

加温なし 加水循環消毒あり

2019.3.2 宿泊