温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

南紀勝浦温泉 ホテル中の島(和歌山)

海に浮かぶ島が丸ごと宿という珍しい『一島一館』の宿。大小130もの奇岩奇礁が織りなす多島美「紀の松島」。熊野の景勝地に浮かぶ中の島。

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一島一館の宿はわずかで、あとは愛媛県岩城島の菰隠温泉と、瀬戸内海に浮かぶ大久野島の休暇村大久野島だけらしい。
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名古屋から特急のワイドビュー南紀でなんと4時間! と、遠い。ちょうど3年ぶりの紀伊勝浦駅

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駅から歩いて7分の桟橋から専用船で中の島へ。勝浦湾の入り口にあり、5分とかからない船旅。
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船でしか行くことができない海の露天風呂で有名なホテル中の島
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船が島に着くとそこが玄関。

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本当に海に囲まれた島だ。

客室から右手に露天風呂を臨み勝浦側を見た景色。

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ウィキペディアで‘露天風呂’を開くと、最初に出ている画像がここの露天風呂。

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海際の男性露天風呂「紀州潮聞之湯」は、目線が海面と同じで、ほぼ海に浸かっているような湯船だそう。しかも足元湧出!

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いいなぁ。でも丸見え。各客室からもこんな風に丸見え。
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海側の観光船からも丸見えなので、女性時間を設けることが出来ないそう。
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海と一体になるような、ザ 海の露天風呂。

しかも足元湧出。

入り口近くの洞窟風の湯船の底から湯が湧いていて、3つの湯船にオーバーフローし、海にかけ流されている。f:id:ayumu27:20180915173937j:image

湯温はそれぞれ42度、38度、36度。夏場は加水しているけど、基本的には源泉掛け流し。3号源泉を使用。

露天風呂は内湯とつながっている。

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大浴場の出入口。2つある有料の貸切露天風呂もここから。

男性用の出入口はもう一つ露天風呂側にもある。

女性用内湯。広い。洗い場のシャワーも壁二面にある。
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浴室に入った途端、硫黄の香りがむわっと立ち込めてる。

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湯で変色した床から、塩分が濃そうな感じがする。

海を眺めながら入れる。少し熱めの42度。
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かなりしょっぱい。つるつる感のあるお湯。白い湯の花が少し溜まってる。
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露天風呂は奥のこのドアから外へ出て
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少し階段を降りていく。

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フナムシに遭遇して、ひーっとなる。久々に会うとびびる。

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露天風呂いい。想像以上に海と一体化していて気持ちいい。
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海に面しているけど、少し高い位置にあり目隠しがある。
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柵があって残念と聞いていたけど、全然残念じゃない。柵は一部だけ。

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2、30人平気で入れそうな広さを独り占め。

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逆に右奥から景色はこちら。

関空の台風被害の影響らしく、満室ではなさそう。この広い露天風呂も内湯も、だいたいいつ行っても独泉だった。

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この女性露天風呂は2号源泉で1番pH (8.1)が高く、硫黄成分が多い。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。つるっとした湯感触で、塩味は本当にほんのりだけ。目もしみないレベル。混合泉と全然違っててすごくいい。

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しっとりなめらかで、しっかりとした重みを感じるお湯。41.5度くらい。激しく涼しい海風が気持ちいい。波が砕ける音を聞きながら、ゆっくり浸かる。

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ざーざーかけ流されている。

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消しゴムのカスみたいな白い湯の花がたくさん溜まっていて、湧き上がってくる。

この露天風呂がとにかくいい。

もうひとつ、別の場所にある女性露天風呂。出入口も別。こちらは男性の「紀州潮聞之湯」の真上にある。

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女性は「紀州潮聞之湯」に入れないので、もうひとつ露天風呂があるんです、という説明だった。
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ここから真下の「紀州潮聞之湯」が丸見え。端っこに立つと逆に男性側からも見える。

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海も空も近くて解放的な露天風呂。

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こちらには内湯はなく露天風呂のみなので、洗い場が外の湯船の横に並んでる。
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析出物すごい。

塩化物泉、硫黄泉、さらに海風でいろんなところのメンテナンスが大変そう。

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露天風呂のシャワーを固定するところ。
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脱衣所の鍵も。

つるつるの浴感で40.5度と女性風呂の中では1番ぬるい。湯の花はほとんどない。

この女性露天風呂と内湯は4~7号の混合泉で、泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。塩が濃く、溶存物質が9700g/Kgもある。

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島内には自家源泉が6本もあり、毎分560ℓ、1日で800tも湧いている。

内湯は掛け流しと循環の併用。湯量は豊富なのに、毎日の完全換水清掃が難しいからとのことで、もったいない。浴槽が大きいから湯が溜まる時間がかかるから。大型ホテルならではの問題なのかしら。露天風呂は毎日完全換水清掃で掛け流し。

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お風呂は15時から24時までと6時から10時。バスタオルもフェイスタオルもボディタオルも大浴場に備え付けで大量に積んである。

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スリッパと一緒にマジックが各部屋にあり、マイスリッパ制。これ清潔ですごくいい。どこもこうしてほしい。

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潮聞亭の5階から屋上に出られて、そこから大展望台への山道、いや散歩道がある。

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途中に足湯。空海の湯。
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しっかり掛け流し。ほんとに豊富な湯量。
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5号源泉。女性露天風呂の2号源泉に近い。硫黄の匂いが漂ってる。
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大展望台まで辿り着くと、急に開けて熊野湾に浮かぶ紀の松島が目の前に見える。

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早朝も5時に起きてもう一度頑張って山登り。じゃなくて散歩道を歩き、紀の松島の夜明けをひとりで眺めた。

 

南紀勝浦温泉 ホテル中の島

★★★★★

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

50~52度

pH 7.6~8.2

560ℓ/分

内湯2 露天風呂3(男1女2)

加温加水循環消毒なし

2018.9.15宿泊