温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

奥湯河原温泉 加満田(神奈川)

こだまで45分の熱海で東海道本線に乗り換え5分。湯河原駅からタクシーで10分。毎回思うけど、湯河原近い。

3回目の湯河原温泉。去年泊まった海石榴の川向かいにある加満田。温泉街から離れた奥湯河原の川沿いにある。

昭和14年の創業以来、小林秀雄水上勉など多くの文人墨客に愛された宿で、当時の風情を今にとどめる純和風旅館。

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台風12号が直撃していて、激しい暴風雨が窓を叩く。女将が、古い建物なので漏電で非常ベルが鳴ることがあるかもしれないけど気にしないで、と‥。

玄関前の敷地に源泉が出るらしい場所があるけど、台風のせいなのか、出てなかった。

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宿には、初代かっぱ黄桜で馴染みの清水崑先生が描かれた愛嬌のある河童の画がいくつも残されている。

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5000坪もの敷地の野趣豊かな庭園に囲まれていて、2本の自家源泉を持つ。

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緑を眺めながらの露天風呂。

貸切の露天風呂が2つあり、翌朝9時まで自由に入ることができる。

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空いていたら札を裏返して、中から鍵をかけるしくみ。

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露天風呂はほたるの湯ともみじの湯。

ほたるの湯の方が広め。

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41度弱だけど、風が涼しいからかあまり熱く感じない。多分、万人の適温。

湯口は2箇所。

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河童の風鈴が、台風の風に吹かれていい音を立ててた。

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もみじの湯は程よい大きさ。半分屋根があるけど、台風の風なのでかなり雨が降り込んでる。

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6月には敷地内で蛍が舞うそう。

オーバーフローした温泉水でカワニナを育てているため、露天風呂では石鹸やシャンプーはだめ。

客室は全13室全て温泉内湯付き。
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湯温は日によるみたいだけど、少し熱め。あとでぬる湯を味わうために早速溜めておく。

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檜の深いけど小さめの湯船。檜の湯船すき。

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源泉温度が低いので加温しているけど、循環ろ過、消毒はなく、柔らかな泉質。

無色透明無味無臭だけど、硫酸塩泉の香ばしい匂いがある。

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2つある大浴場は、朝の9時半まで夜中じゅう入れる。いい。夜の10時で男女入れ替え。

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一階にある大浴場「輝」。広くて、天井も高く、大きな窓が気持ちいい。

湯温が万人の適温。40度ちょっと。個人的にはもっとぬるい方がいいけど、多分、ベストな湯温。

二階の「彩」。もう一方よりは少し小さめの浴場。

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開放的で整然とした気持ちのよい浴室。こちらには寝湯がある。深さも湯温も程よい寝湯で、心地よかった。

湯口が囲ってあり、少し析出化してる。

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優しいしっとりしたお湯。じっとりと肌に吸い付くようにしっかり馴染む。

湯上りの肌はしっとりさらつる。

大浴場や部屋内湯はもちろん、蛇口から出る湯は全て温泉。自家源泉があるのは強い。

久しぶりに、蛾とか蟻とか百足とかの虫がいない部屋に泊まった。いないと心底嬉しい。でも古さや階段の絨毯感とかは、普段の秘湯の宿とほぼ変わらず。

 

奥湯河原温泉 加満田

★★★★

カルシウム-硫酸塩泉

42.0度

pH 7.5

内湯(男1女1)貸切露天風呂2 各部屋内湯

加温あり 加水循環消毒なし

2018.7.28宿泊