温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

斐乃上温泉 かたくりの里 民宿たなべ(島根)

『日本三大美肌の湯』のひとつ斐乃上温泉は、広島県との県境に位置する船通山の麓に湧き出る温泉。船通山スサノオノミコト高天原から降臨された山。島根県奥出雲町にあり、なかなかアクセスが難しくて行けずにいた。

出雲空港からはレンタカーで1時間半。

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斐乃上温泉には旅館と民宿が一軒ずつ。斐乃上荘・ヴィラ船通山と民宿たなべ。

以前から自噴していた源泉に、昭和末期に横田町が掘った18度と26度の3つの源泉を2軒の宿が使用している。

民宿たなべが、循環なしのかけ流しとのことでそちらに伺った。

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雰囲気のある囲炉裏を配した館内。食事はここで頂けるらしい。

右手に女湯、左手に男湯。
脱衣所も浴場も広くはないが、清潔で気持ちいい。

内湯から網戸を開けて、屋根付きの露天風呂に行ける作り。
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内湯はシンプルな白いタイルの浴槽で、二面が大きな窓になっていて緑が鮮やか。内湯だけど開放的。
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このくぼみからかけ流されているのだけど、湯船に浸かると、手前のタイル全体からばさぁーっと湯が溢れる。
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26度の源泉を循環せず加温してかけ流している。供給量不足を補うため加水もしているそう。10年くらい前の本には加水も消毒もしてないと書いてあったので残念。

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湯温は41度くらい。滑らかなしっとりしたお湯でさらさらした湯感触。

アルカリ泉のぬるぬる感はない。やはり加温のせいか。残念。
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露天風呂は屋根付きで、緑に囲まれているわりには、葉っぱも虫もなく躊躇なく入れた。清掃直後だったからかもしれない。日帰り入浴の時間は10時半から17時まで。600円。
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すごくぬるかった。底の方がかなりぬるくて湯が混ざってない状態。加水の水じゃなくて、源泉だったらいいけど、分からない。
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湯底の石が冷たくて底の方は38度ちょい、上の方で39度くらい。
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熱いと入れないから、ぬるいに越したことはない。ゆっくり入れた。

薄い温泉だけど、成分が析出してた。
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時おり涼しい風が顔に当たる。超晴れてる猛暑なのに、うそみたいに心地よい風。めちゃでかいオニヤンマが行ったり来たり。

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『日本三大美肌の湯』のひとつというと、ぬるぬる感がないし、加温は仕方なくても、加水や消毒は悲しい。

でも、建物は夏の猛暑を感じさせないほど緑に囲まれていて気持ちよく、施設内は清潔で心地いい。対応してくれた奥さんも柔らかく感じの良い方だった。お湯云々じゃなければ宿泊したいと思える民宿。

 

斐乃上温泉 かたくりの里 民宿たなべ

★★

アルカリ性単純泉

26.4度

pH 9.2

露天風呂付き内湯(男1女1)家族風呂1

加温加水消毒あり 循環なし

2018.7.16日帰り入浴