温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

湯岐温泉 山形屋旅館(福島)

茨城との県境、福島県東白川郡塙町の湯岐(ゆぢまた)温泉。水戸から水郡線で1時間50分の磐城塙が最寄り駅だけど、この水郡線、水戸発の時間が9時台の次が4時間空いて13時台‥。電車で行くのを断念し、久しぶりに車で温泉。日立南太田まで常磐道で行き、約2時間で宿に到着。

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湯岐温泉は東北の秘境、阿武隈山中の秘湯。標高500mの丘陵地にあり、400年以上も昔から「中風の湯」として知られている湯治場。昔はお殿様が入っていたとか。

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山形屋が管理する「岩風呂」はめずらしい足元湧出の湯船。この岩風呂が目当てなのだけど、これが混浴。

女性専用時間は9時から10時、14時から15時、21時から22時。ちなみに日帰り入浴は8時から22時。

早めにチェックインして、14時に早速岩風呂へ。宿から出て岩風呂の小屋に向かう。

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長細い脱衣所と向かい合わせの浴場。丸見えの作り。

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一応、奥がカーテンで仕切れるようになって、女性専用になっている。透明なお湯だし、丸見えの脱衣所だし、ちょっと混浴で入るのは‥。
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花崗岩の割れ目から自噴する源泉を囲い、そのまま湯船として入れるようにしたので、当然、湧き出たままの源泉掛け流し。鮮度のいい温泉を楽しめる。f:id:ayumu27:20180707172342j:image

大きな岩がむき出し。岩の割れ目から湯が湧き出している。毎分40ℓくらいだそう。

すぐに身体に泡が付く。肌触りがぬるぬる。たくさんの細かな泡を払うと、ぬるつるの湯感触。

湯船の壁や岩もぬるぬる。
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岩の深い部分は、立って胸の下くらいまでの深さ。青いコンクリートの部分は、座ると顎の上までお湯がくるので、座るのは無理。

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重りが2つあるので、多分これを置いて座ればいいということかと。
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岩の割れ目の数カ所からぶくぶくと湯が沸いてくる。

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白いふわりとした湯の花が少しと、微細な湯の花と湯の花にも見える泡がたくさんで油膜のような湯面。

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この湯船は、大きな花崗岩の割れ目から湧き出している38度の湯に、もう一本の41度くらいの源泉を足している。

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上がり湯とされてる暖かい湯船。これが41度くらい。

新しくボーリングして45mで湯が出たそう。元々自噴してるところだから。

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この湯船から足元湧出の湯船へ湯が流れ落ちる。

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湯船の中にもパイプがあり、暖かいお湯が出てきてる。

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多分この2箇所から暖かいお湯を足すことで、湯船が40度くらいに保たれている。館主のおじさんはもう少しぬるいよと話してたけど。夏だから外気のせいで熱めなのかも。

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掛け流されたお湯はこちらに。

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シャワーは1つだけ。これも温泉。湯温調整はできない。適温の暖かいお湯が出る。

シャンプーして流しても流しても、お湯がぬるぬるだから流れてない感じ。

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顔を洗うと、ほんのり硫黄の香り。浴場の匂いはそんなに感じない。

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泉質はアルカリ単純泉の「美肌の湯」。刺激が少ないやさしい泉質で、湯温もぬるめ、じっくりゆっくりつかるのにちょうどいい。

湯上りの肌はねっとりじっとり。単純泉でこんなにねっとりするの、なかなかない。しばらく経つとさらする肌になる。

ほかに貸切風呂がひとつ、別棟にある。

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41度の源泉だけど、引っ張ってるから(引き湯だから)岩風呂よりぬるめらしい。岩風呂が混浴なので、時間によってはこちらを利用する必要があるのかな。

夜8時過ぎに宿の裏の方に、蛍を見に連れて行ってくれた。

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お料理も美味しかった。久慈川の天然鮎にはなわ牛のしゃぶしゃぶ。

あ、ソフトバンクは圏外。秘湯あるある。

 

湯岐温泉 山形屋旅館

★★★★★

アルカリ性単純泉

39.3度(混合泉)

pH 9.6

77ℓ/分

岩風呂1(混浴) 貸切1

加温加水循環消毒なし

2018.7.7宿泊