温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

藤七温泉 彩雲荘(岩手)

岩手山と八幡平の景勝が目の前に広がる藤七温泉 彩雲荘は海抜1400m東北最高地の温泉宿。

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雲海とご来光が名物。日本秘湯を守る会。

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盛岡駅からレンタカーで1時間15分。秋田と岩手の県境にある八幡平。車を降りた瞬間、立ち込める硫黄の匂い。

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まだ雪が残る山肌に棚田のような露天風呂が6つ。内ひとつは女性用であとは混浴。

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湯小屋は古くてぼろぼろのを、適当な修理を繰り返しながら使用してる感じ。床が外れかけてたり、壁に穴が開いてたりを、なんとなく直したり直してなかったり。

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内湯の入り口。それぞれの内湯から露天風呂へ出る。

シャワーはもちろんない。源泉と水を混ぜて出すパイプが3つだけ。つまり、真水で身体を流せない。酸性のお湯や、硫黄泉はきついから、ちょっと心配。
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内湯は43度超えの熱さ。どばどばお湯が投入され、掛け流されている。

酸性の硫黄泉、しかも熱々で、肌がキシキシする。

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壊れているようにしか見えない戸が、露天風呂への出入り口。内湯に入ってたおばちゃんに

「ここから湯浴み着きていかないとだめよ。女性用露天風呂に行くためには混浴を通っていくのよ」と教えてもらい、湯浴み着を装着して外へ。

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なるほど。なんであんな遠いところを女性専用にしたのか。男性がしっかり入っている混浴の湯船をいくつも通りながら行くしかない。

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こんな感じ。で、たどり着いた女性用露天風呂。
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下から熱いお湯がぽこぽこ湧いていて、泡が肌にぷくぷく、ぶくぶく、ふわっと当たってくすぐったい。

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源泉は60度くらいだけど、40度くらいの日もあるそう。お天気がよければ、高い湯温が湧くらしい。湧き水で適温に調整された絶妙なぬる湯。

足元の砂地は直接お湯が沸いていて熱いので、底にすのこを張っている。すのこに泥のような湯の花成分がたっぷり溜まっていて、温かい泥パックが出来る。

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外気の冷たさもあって、湯の表面はぬるく、真ん中へんで39度くらい。初夏なのに涼しい風が吹き、湯から出ている顔を冷やす。

顔から汗が吹き出すこともなく、いくらでも浸かっていられるぬる湯。こんなに適温のぬる湯に調節してくれてるなんてすごい。

内湯より泥がまとわりつく感じもあり、なめらかなお湯。

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露天風呂は6つ湯船があってそれぞれ微妙に湯温も違う。気に入った湯船でゆったり。

ひとつの湯船でも、ぼこぼこ泡が出ているところに行けば温かいし、好みの湯温を探れる。

18時の夜ごはん(バイキング)の後、露天風呂行くとほぼ貸し切り。充分満喫して、19時半頃内湯に戻ると、ぞろぞろわらわらとざっと20人。一気におばちゃんたちが押し寄せてきた。

19時半から1時間、すべての湯船が女性専用時間になる。

浴衣着たまま露天風呂に出て行く自由なおばあちゃんや(多分寒いから)、ピンクのお揃いの湯浴み着を着た4人組のおばちゃんズ。女性専用時間なのに、湯浴み着きるんだ‥。

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内湯に掲示してある分析書は多分内湯に引いてる源泉。内湯も露天風呂も、文句なしの白濁した硫黄泉。もちろん消毒などしてない。

家に帰っても、少なくとも1週間は匂いがとれないやつ。

早朝の内湯がかなりぬるくて、気持ちよく長湯できた。暖かさを求めて湯口の近くに行く程、ぬるめだった。夜の寒さすごいから、湯加減の調節難しいんだろうな。ぬるくてよかった。

お風呂は24時間入浴できる。朝ごはんの7時から1時間が清掃時間。8時からは日帰り入浴の人たちがどんどんやって来る。
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8時半に夜間閉鎖が解かれてすぐに八幡平の鏡沼へ。

見たかったドラゴンアイ、すごい霧だし、形も崩れてた。また来年、藤七温泉に泊まって見に来よう。

 

藤七温泉 彩雲荘

★★★★★

単純硫黄泉

87度

pH 3.7

内湯2(男女別) 露天風呂6(混浴5女1)

加水あり 加温循環消毒なし 

2018.6.23宿泊