温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

有馬温泉 御所坊(兵庫)

有馬温泉日本書紀に記される日本最古の温泉。また、枕草子では日本最高の名湯と評されている。薬神、少彦名命や、薬師如来に象徴される薬効ある名湯は、鉄分、塩分、その他ミネラルが豊富で、日本三大薬湯のひとつでもある。

f:id:ayumu27:20180202005729j:image御所坊は建久2年(1191年)創業。

藤原定家の旅日記に、創業まもない承元2年 (1208年)10月、有馬は貴人でにぎわっており「湯口屋」(今の御所坊)には平頼盛の後室が泊っていたとの記述がある。

また、天正11年(1583年)以降、豊臣秀吉はネネや千利休等を連れて何度も有馬に訪れ、文禄3年(1594年)には、湯山御殿を建設、その際に秀吉から十三石を譲り受けて現在の滝川沿いの場所に移ったなど、長い歴史の中で多くの文人偉人に愛されている。

谷崎潤一郎昭和11年(1936年)に発表した小説「猫と庄造と二人のをんな」にも御所坊が登場する。 

 f:id:ayumu27:20180202005708j:image半混浴半露天の金泉大浴場は、一つの同じ空間を男女でも楽しんで欲しいという当代の思いを象徴した設えの一つ。

赤茶色の濁り湯なので、あまり抵抗なく入れるし、顔を合わさなくてすむ部分もある。

金泉への入口は、細い通路になっていて、最初は濁って見えない石段を気をつけて進む。

f:id:ayumu27:20180202005748j:image鉄、塩が豊富でしょっぱく、ひりひりする。鉄分が身体に付いて赤くなり、身体拭いたタオルには色が付く。

御所泉源と妬泉源の質の良い温泉を混合している。60キロ下の海洋プレート端から600万年の時を経て湧き上る太古の名湯。

朝の9時半まで夜中じゅう入れる。

f:id:ayumu27:20180202005814j:image明石海峡大橋の夕焼け。 

 

有馬温泉 御所坊
★★
含鉄-ナトリウム-塩化物泉
79.3・97.3度
pH 6.5
半混浴半露天風呂 貸切1
加水加温循環なし 二酸化炭素消毒あり
2015.12.12宿泊