温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

鉛温泉 藤三旅館(岩手)

日本一深い自噴天然岩風呂がある藤三旅館は、花巻南温泉郷鉛温泉」唯一の一軒宿。新花巻駅より車で35分、花巻駅だと25分。1日3便の無料シャトルバスがある。

約600年前に開湯した歴史ある温泉で、「新日本百名湯」「日本温泉遺産」にも選ばれている。桂の木のたもとから湧出している温泉に白猿が浸っていたところを発見したという由来が、「白猿の湯」ならびに源泉「桂の湯」の名前に残っている。

藤三旅館は1841年(天保12年)開業。昔ながらの湯治部もある。全4浴場6種の浴槽はすべて100%源泉かけ流し。

f:id:ayumu27:20180124014946j:image自噴天然岩風呂「白猿の湯」は建屋の地下に位置し、立ちながら入浴する足元湧出の湯船。(風呂の写真は宿 HPより)

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天然の岩をくりぬいて作ったお風呂の底からは、透きとおった源泉100%のお湯がこんこんと湧き出している。

お風呂の深さは約1.25mあり、立って入る珍しい温泉。立位浴と呼ばれ、全身にまんべんなく湯圧がかかり循環器系を整えるほか、血行促進にも効果がある。
湯船から見上げる3階の高い吹き抜けに、足元湧出の有難さを感じる。

「白猿の湯」は混浴で脱衣所も浴室内にある。朝、午後、夜の女性専用時間が貴重。(6:00~7:00、14:00~15:00、19:30~21:00)

f:id:ayumu27:20180124145920j:image男女別の「桂の湯」には内湯と露天風呂があり、浴槽のすぐ隣を流れる豊沢川の迫力ある眺めが楽しめる。

この他2つの内湯も、全て源泉が異なり温泉の成分も異なっている。 夜中じゅう入れるので、時間割を見ながら他の湯へ。

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「白糸の湯」は白糸の滝を目の前にした展望半露天風呂。窓を全開にすれば、豊沢川の流れと白糸の滝を間近に見ることができる。

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「銀の湯」が1番よかった。 アルカリ性でつるつる。夜中に貸し切りで。あれ?今の時間割だと夜中は男性専用だ。時間変わったのかな?2016年の春に訪れた時は、夜中が女性時間だったんだと思う。夜中に長い時間入った。

f:id:ayumu27:20180124015009j:imageつるつるとろとろで、浸かっていることが気持ちよくてたまらない、嬉野温泉のお湯みたいな出たくないお湯。 

f:id:ayumu27:20180124015033j:image気持ちよかった「銀の湯」の源泉は桂の湯。43度よりはるかにぬるかったと思う。

花巻駅の東側、遠野まで足を伸ばして。

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鉛温泉 藤三旅館
★★★★
アルカリ性単純泉
59.1度
pH 8.5
内湯(男1女1混浴1)露天風呂(男1女1)
加水加温循環消毒なし
2016.4.30宿泊