温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

湯河原温泉 懐石旅庵 阿しか里(神奈川)

東京駅から新幹線で45分の熱海から、東海道本線で5分足らずの湯河原。熱海からはタクシーでも20分ほど。

奥湯河原温泉には、奥湯河原温泉 結唯(神奈川) - 温泉手帖♨︎奥湯河原温泉 海石榴(神奈川) - 温泉手帖♨︎奥湯河原温泉 加満田(神奈川) - 温泉手帖♨︎で3回訪れているけど、湯河原温泉は初めて。

二千坪の山間に静かに佇む懐石旅庵 阿しか里は、創業80年の落ち着いた宿。懐石旅庵なのに夕食なしという残念な旅だけど、朝ごはんだけでもお料理に定評のあることがしっかり分かるお味だった。

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湯河原温泉は唯一、1400年前の奈良時代に日本最古の万葉集で詠われた長い歴史を持つ温泉。

【あしがりの土肥の河内に出づる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに】

ここに謳われている温泉場名から、阿しか里と名付けたそう。

大浴場は男女入れ替え制で、朝の10時まで一晩中入ることができる。夜の24時から30分だけ入れ替え時間。

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出入り口の外の廊下にバスタオルが備え付いてる。

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脱衣籠で人数制限していて、椿の湯は4名まで。夜は誰ともかち合わなかった。

脱衣所には化粧水などのアメニティ、歯ブラシまで揃ってる。

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御影石の落ち着いた浴室。広めの洗い場にシャワーは4つ。

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壁まで石造りなので、暗いせいもあり、閉塞感がある。瞑想浴できそうな。

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湯温は42.3度とちょっと熱め。残念ながら循環濾過されていて、消毒臭もしっかりする。加水も加温もしてる。

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じっとりした肌触りのお湯だけど、循環特有の泡あわ感もある。pH8.3の弱アルカリ泉だけど、ぬるぬる感はない。

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この湯口。源泉かけ流しを疑いようもない。あ、でもこの湯船は、かけ流し併用でもないみたいで、完全なる循環。ただ、この湯口から注がれているのは、おそらく源泉なのだと思う。

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源泉温泉61.7度の湯河原温泉の混合泉を引湯してる。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

54.2度の源泉が少量出てる。

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コップが置いてあるわけじゃないし、熱いから手ですくうわけにもいかないけど、“飲用温泉”と彫ってある。以前は飲用可だったんだろうな。

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こちらの椿の湯にだけ、露天風呂がある。ちょっと重たいガラス戸を開けて外へ。

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内風呂より少し熱く、43度ほど。

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湯口からは52.2度の源泉。湯口の下の側面からもお湯が投入されてる。

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内風呂と違い、出入口あたりから湯が溢れ出てる。かけ流しとの併用。これだけで気持ちが全然違う。

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灯籠の向こうには椿の花。

もう一方の橘の湯は、内風呂のみ。こちらの方が少しゆったりした脱衣所。人数制限も5人だったかな。

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坪庭に面した湯船で、全面がガラス張り。明るくて気持ちがいい。

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浴室に入ると消毒臭がする。壁際にシャワーが6つ。奥の壁の石は真鶴名産の小松石だそう。

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湯船の温度は43.5度。あっつい!しっとりしたお湯だけど、熱さで肌がぴりぴりする。入った部分だけ身体が赤くなる。

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加水加温に、循環消毒ありだけど、湯船の縁から絶えず湯がかけ流されているので、それは気持ちがいい。

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立派な析出物が付いた湯口からは50度の源泉。

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全19室のうち7室が源泉かけ流しの露天風呂付き。

泊まった桜花という部屋は、シャワーブースとその先に露天風呂がある。

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目の前には大きな桜の木があり、箱根連山の稜線も望める。

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残念ながら、桜の季節じゃないけど、梅が咲いてる。梅の木にはメジロが、また違う鳥が椿の蜜を啄ばんでる。

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デッキにも花びらが。

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湯船は十和田石。

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湯口からは50.3度の源泉が出てる。少し消毒臭はするけど、部屋の露天風呂は源泉かけ流し。保湿成分のメタケイ酸が91mg含まれてる、美肌の湯。

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源泉と水のカランがあり、自分たちで自由に調整することができる。

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源泉の湯量だけで、好みの源泉かけ流しに。

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山鳩の鳴き声だいすき。目の前の庭のどっかで鳴いてる。心地いい。

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もちろん加水はせず、源泉の量を絞り40度弱で入る。ぬるめの湯に浸かってるのに、顔から汗が出てくる。

有名な温泉地だけど、源泉かけ流しが難しいなかで、客室風呂のかけ流しは有り難い。

 

湯河原温泉 懐石旅庵 阿しか里

★★

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

61.7度

pH 8.3

内風呂2 露天風呂1 客室風呂7

加水加温循環消毒あり ※客室風呂は加水加温循環なし

登別温泉 滝乃家(北海道)

空港から3分の南千歳駅から特急北斗で40分の登別。登別温泉は駅からタクシーで10分ちょっと。

登別の語源はアイヌ語で白く濁った川を意味する「ヌプルペッ」。古くから川の色が変わるほど豊富に温泉が湧き出していた温泉地。

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ヌプルペッに架かる橋を渡った先にある滝乃家。ずっと来てみたかった宿。

隣が前回宿泊した大型ホテルの登別温泉 ホテルまほろば(北海道) - 温泉手帖♨︎。失礼なほど雑な備忘録しかない‥。けど、当時はスパみたいで、印象がよくなかった登別温泉

滝乃家は大正6年、お馴染みさんだけが泊まれる割烹料亭として創業。一般の人が泊まれるようになったのは戦後から。日本庭園に面した客室は全部で30室。

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『温泉のデパート』と呼ばれる登別温泉は、9種類もの異なる泉質の湯が湧く。源泉温度が45度から90度の高温泉で、自然湧出量が1日1万tって毎分6900ℓであってるかな?

滝乃家では4種類の色も匂いも効能も異なる源泉を味わえる。

大浴場は2箇所で、それぞれ別のエレベーターで行く。

玄関の真ん前の帳場、売店の先にあるエレベーターで5階に行くと、天空露天風呂「雲井の湯」がある。

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男女別で、入れ替えはなし。

チェックインの14時から夜の22時まで。朝は5時から9時まで入れる。

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こじんまりした脱衣所だけど、誰ともかぶらなかったので、ゆったり。

籠が間引いてあり、人数制限してある。5人まで。

バスタオルもフェイスタオルも備え付け。化粧水などアメニティも揃ってる。

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脱衣所から1つ目の扉で洗い場。仕切りがあるタイプで2つだけ。

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もう1つのガラス扉の向こうが露天風呂。

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大きな湯船に薄く緑がかった灰色の濁り湯。ほとんど屋根があるので、露天といえどあまり天候には左右されない。だろうけど、季節や気候そのものがこの湯船の味わいなのかも。

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湯船の先には雪景色。ここのところ暖かい日が続いてるので、真っ白ではないけど。

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湯口からは39度割れの湯が注がれてる。

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湯口の中には湯の花が溜まっていて、いかにも硫黄泉っぽい白い析出物が付いてる。

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この辺りの湯面には白い泡や、湯の花が浮いて膜を作ってる。

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湯船の温度は42度。湯口から注がれているのは39度のぬる湯。

湯口の下の方からも、42.5度超えの湯が勢いよく投入されてる。冬場は、天候により加温循環させる場合があるそう。これがそれかな。

源泉温度は64.2度。熱交換器で湯温を下げるけど、温度調整で湧き水を加えることもあるみたい。加水は分かるけど、64度もあるのに加温が必要なんだ‥。

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奥の露天側から湯が溢れ、かけ流されている。

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湯船の端に傾斜があり、そこに白い湯の花が積もってる。

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灰色の濁り湯に白い湯の花がたくさん舞ってる。

香ばしい硫黄泉で、ほんの少しすっぱい。pH3.8の弱酸性。硫黄の香りがしっかりする。

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泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。滝乃家では、この源泉を“鉄泉”と呼んでいる。前回の分析時には含鉄に該当してたのかな。きちんと新しい分析書が掲載してあり、信頼感がある。客室に引かれている温泉もこの鉄泉。

雲井の湯の男湯は、別の塩化物泉の源泉らしい。4本の源泉があるけど、女性が入れるのは3本。

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女湯の鉄泉も、じっとりねっとりした肌触りで、いかにも塩化物泉。湯上がりには肌がちりっとする。消毒効果のあるメタホウ酸が51mgも含まれてる。

眺めがいいので、ゆっくり浸かっていると、顔からすごい汗が出てくる。

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もう一つの大浴場「地縁の湯」は、玄関からラウンジへ向かう途中にあるエレベーターで、地下2階へ。

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こちらも男女入れ替えはなし。利用時間は雲井の湯とは異なり、1時間遅いオープンで15時から。夜は午前2時までで、翌朝5時から10時まで。朝は1時間遅くまで入れる。

バスタオルもフェイスタオルも、身体洗うタオルまで備え付いてる。化粧水などのアメニティも。

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低温サウナがあるけど、現在利用停止中。サウナ出入り口にある水風呂は使えるみたいだった。

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浴室に入ると、まずはかけ湯があり、正面が洗い場。シャワーは仕切りがあるタイプで6つ。

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左手前に寝湯があり、

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奥には2つ並んだ湯船がある。内風呂はこの3つ。

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どの湯船も源泉かけ流し。高温なので熱交換器で湯温を下げてる。湧水で加水することもあるそう。

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まず、寝湯の源泉は地獄谷。酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-単純温泉単純温泉って違和感あり過ぎるけど、溶存物質が総計928mgと、ほんの少し1000mgに満たないため。

おそらく、日によっても違うほどだろうけど、ほぼ、酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウム・硫酸塩泉。

だから、脱衣所の見取り図に、酸性・含硫黄-硫酸塩泉と書いてあるのだと思う。

湯口から出てくる源泉は41.3度。翌朝は41.1度とさらに少しぬるめだった。

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膝下までの深さ。浅さのせいもあり、湯温は39.5度弱。ぬる湯の寝湯最高。

見た目に反して、さらりとした湯感触。肌触りはじっとりねっとり。

硫黄の香りはあまりなく、土の匂いがする。

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足を踏み入れると、湯の花が煙のように舞い上がる。

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湯口付近の湯底には、ふわりと柔らかな泥のような湯の花がたくさん溜まってる。寝転がると底がぬるぬるで、お尻がぬるつる。

この寝湯と同じ源泉の湯船が、2つ並んだ湯船の奥の方。

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こちらの灰色の濁り湯。L字型の湯船で、それほど広くもない。

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やっぱり硫黄臭はそれほどでもない。自然湧出で毎分1901ℓも自噴してる、ザ地獄谷の源泉なのに。

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さらりとした湯感触なのは、pH2.3の酸性だからかな。さらりとしてるけど、肌にはじっとり滲み入る。

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湯口の析出物には、寝湯のと同じような黄緑色。

湯口から出る源泉は46度ほどで、湯船の温度は42.5度前後と少し熱め。源泉温度は72.5度の高温泉。

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滔々とかけ流されてる。

湯底は湯の花でぬるざら。歩くともわっと舞い上がる。

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隣の湯船と湯色が全然違う。

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向こうはミルキーな白濁色。

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隣り合った湯船には、ラジウム泉と書いてある。

薄く水色がかっていて、一見するとこちらの方が硫黄泉っぽい。

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白い湯の花がふぁさふぁさと浮かんでる。

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含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。よかった、硫黄泉だよね。

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湯口からは48度超えの源泉が出ていて、湯船は41.7度くらい。翌朝はそれぞれ0.5度ほど低めだったので、さらにぬるめで入りやすかった。

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源泉温度は62.3度。硫黄臭がする。pH6.4の中性。重曹成分だけどぬるつる感はなく、肌にきゅうっと吸い付くような肌触り。

天然の保湿成分メタけい酸が236mgも含まれてる。硫黄も重曹泉も美肌の湯。殺菌作用のメタホウ酸も28mg。

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この湯船と同じ源泉なのが、露天風呂。

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ガラス扉から外へ出て、石段を降りていく。雪避けの葦簀から、溶けた滴がぽたぽたと垂れ頭や肩に触れ、冷たくてびくっとなる。

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足をつけると熱い!でも上からの冷たい滴を避けるために、屋根の部分か、さらにその外へと急ぐ。

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屋根や木からの落雪にもびっくりする。さすが雪国。

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湯温は43度弱ほどで、熱い。肌をさするとつべつべ。埃っぽい硫黄臭がする。

ほんのり青みがかった白濁したお湯。白い湯の花がたくさん。

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端まで行くとこんな感じ。どこからが立入禁止か分からなくて、もしかして、この先っちょはぬる湯エリアだったのかな。

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入口付近のここが湯口のようで、この辺りの湯温は45度。

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急いで通り過ぎないといけない。

この大浴場、地縁の湯には4つの湯船があり、使用源泉は2本。それぞれの源泉、湯船2つずつ。

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全30室のうち12室が、源泉かけ流しの露天風呂付き。

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ライトに照らされた白い濁り湯が雰囲気あって、テンション上がる。

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浴室は上手く造られていて、木の窓を閉めていれば、真冬の北海道なのに全然寒くない。内風呂としか思えない。

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でも窓を開けると、こんなにしっかり露天風呂。

ラウンジやロビーから見える傾斜になった庭。紅い鳥居が見えてる。素敵な眺めでさすがの露天風呂だなと思うのだけど

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このライトに照らされた感じがたまらない。

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着いた時の湯船の温度は45度。湯口から56度ちょっとあるお湯が出てた。がっつり混ぜると42.5度ほどに。

調整できると言われたので、40度くらいにしてほしいとお願いすると、今まで会った中で、1番しっかり装備で来てくれた湯守さん。温度計もちゃんと持ってきて調整してくれた。

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調整後は、湯口から48.5度前後のお湯が出て、湯船は40度くらいに。さすがの手腕。

この源泉は、天空露天風呂の雲井の湯の女湯と同じで、鉄泉と呼ばれている源泉。

源泉温度は64.2度なので、加水で調整してある。部屋のお風呂は源泉かけ流し。

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灰色の濁り湯に白い湯の花がたくさん。

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湯口にも湯の花がこびり付いてる。

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硫黄の香りが心地いい。弱酸性なのでさらっとした感じもあるけど、肌触りはねっとりじっとり。すごくぬるめなのに、顔から汗が出てくる。部屋でぬる湯最高。何度も入りたくなる。

源泉を利用した化粧水と乳液もあった。

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そうそう、湯桶にも滝乃家。

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またすぐ来たくなる宿。

先月の山中温泉 かよう亭(石川) - 温泉手帖♨︎でも、昨年行った由布院温泉 亀の井別荘(大分) - 温泉手帖♨︎でも思ったけど、リピートされる宿の3条件は、清潔、お料理が絶品に近いこと(これは値段との兼ね合い)、仲居さん(や主人)が素敵なこと。

個人的には温泉第一優先なので、3条件の上に温泉が加わるのだけど。

 

登別温泉 滝乃家

★★★★

[雲井の湯の女湯(通称 鉄泉)]

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

64.2度

pH 3.8

75ℓ/分(自然湧出)

[地縁の湯(通称 硫黄泉)]

酸性・含硫黄・鉄(II・Ⅲ)-単純温泉

72.5度

pH 2.3

1901ℓ/分(自然湧出)

[地縁の湯(通称 ラジウム泉)]

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

62.3度

pH 6.4

男女別大浴場2ヶ所(女湯計 内風呂3 露天風呂2)

加水あり 加温循環消毒なし ※冬季は加温循環あり

琴平温泉 旅籠 かやうさぎ(大分)

福岡空港から高速で1時間の大分県日田市。大分空港からだと1時間半かかるので、福岡県のような感覚。

日田市は筑後川上流の三隈川が流れる水に恵まれた町で、古くから「水郷」と呼ばれ、江戸時代には九州の経済、文化の中心地として栄えた天領

そんな大分の小京都、日田の琴平町にある琴平温泉は、日田駅から車で10分ほど。旅籠かやうさぎは築120年の屋敷を改築した温泉宿。

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かやうさぎのようにひっそりと佇む宿。母屋に4室と離れが7棟の全11室。(13室と記載のある旅行サイトもあり)風情ある落ち着いた空間。

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大浴場は2箇所で、露天風呂付きの「岩魚」と内風呂のみの「ゆらぎ湯」。男女入れ替え制。夜は24時までで、翌朝は6時半から11時まで。

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まず、露天風呂付きの岩魚へ。名前がちょっと嫌かも。

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離れの湯小屋。

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レトロな洒落た脱衣所。フェイスタオルは備え付いてる。

浴室のガラス戸まで可愛い。

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この先に別の世界があるみたいなワクワクした気分で、覗いてしまう。

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湯治小屋のようでもある、大正レトロな独特の雰囲気の浴室。右手が洗い場でシャワーが3つ。

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かけ湯桶がある。41度ないくらいのお湯。

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湯船は檜。しっかり全部が檜。

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予想外の棚田状の析出物。そんなに濃い温泉だと思ってなかったので、テンション上がる。

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ざばざばと気持ちよくかけ流し。

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うさぎのいる湯口。

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お湯は一旦大きめの石の部分に投入されてから、湯船に注がれていく。

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源泉が熱いから、冷ます工夫なのかな。源泉温度は60度だそう。分析書には46度と記載があるけど、宿の方々が60度で熱いから、と話されてたので60度。

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湯口の温度は54度で、湯船の温度は41.5度強。ただ、底の方は39度割れていて、湯面の上の方が42度なので、自分の周りだけ自分で撹拌すると、それくらいの温度に。

地下800mから湧く源泉かけ流し。高温の源泉で、よくここまで適温にできるなぁと湯守さんに頭が下がる。

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湯口にはオレンジ色の析出物。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。ふわつるの肌触り。重曹泉だけどpH6.8だからか、ぬるぬるまではいかない。でも、1250mgも炭酸水素イオンを含む美肌の湯。

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露天風呂にも洗い場があり、シャワーが3つ。

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大きな岩で囲まれた湯船。

湯がかけ流されている出入り口の部分は、棚田状の析出物がある。

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ゆったりした広さの湯船を独り占め。

内風呂よりぬるく、端の方で40.5度くらい。ゆっくり入れる湯温でうれしい。

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湯口の湯温は53.5度と高く、湯口付近は42度超えてる。真ん中あたりでも、湯面の上の方だけ41度超えの熱い湯が滑って流れていく。

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ほとんど誰とも会わないくらいなので、人の出入りによる湯もみがあまり出来てないのかも。どうしても、湯底付近と湯面の温度差が出てくる。

こちらもかけ湯があり、41.5度くらいの湯が注がれてる。

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湯桶の中には湯の花がたくさん。

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この湯桶の底からも湯船に湯が流れ込んでいて、それが41.3度くらい。こうやってうまく湯温調整をしてるのかな。

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薄茶色の湯の花が少し。

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翌朝は母屋にある浴室、ゆらぎ湯が女湯に。

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脱衣所はこじんまり。だけど、細長いスペースで、流しも2つある。化粧水などのアメニティもあり。

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こちらは内風呂のみ。かけ湯が湯治場っぽい。シャワーは4つ。

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岩魚の内風呂と同じく檜の湯船で、こちらの方が随分広い。

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41.3度と適温で、じっくりお湯を味わえる。柔らかな湯感触で、ふわつるの肌触り。土の匂いがする。

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湯口の析出物が見事。

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惜しみなくかけ流されている。

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かけ湯の桶からも湯が流れ込んでいて、やっぱり湯の出し方に工夫して、適温を保ってるんだろうな。

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薄茶色の湯の花がたくさん舞ってる。

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500mほど離れたところに姉妹店のゆめ山水という日帰り入浴施設があり、宿泊者はそちらの家族風呂も利用できるそう。

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でも、離れの部屋には専用の露天風呂と内風呂があるので、大浴場と部屋のお風呂で十分。

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泊まったのは「空」という、蔵を利用した離れ。

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内風呂は檜の湯船。結構ゆったり深めで広い。

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湯口の隣の木箱にバルブがふたつあり、ひとつは源泉のバルブ、もうひとつは水のバルブ。

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湯口からは51度超えの源泉がかけ流されていて、湯船の湯温は42度くらいに湯量で調整されている。

水を足すこともできるけど、源泉の湯量を絞ることでぬるくできる。なんて最高なバルブ。

我が家のぬる湯好きがかなり絞ってたので、夜入ってみたら38度割れ。源泉投入量を増やすと、ざっばざっば熱い源泉が出せる。

丁寧に丁寧に混ぜながら39.5度くらいまで湯温を上げていった。簡単に自分好みの適温にできる。

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露天風呂は少し熱めだったので、私は入らず。

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同じようにバルブで調整できるのだけど、外気もあるからか、難しかったそう。

でも、ちゃんと湯かき棒もあり、きちんと源泉を味わせてくれる。

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立派な湯口。

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湯が溢れ出ていくところもすごい。

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部屋風呂の源泉の湯量調整をさせてくれる宿は、源泉を本当に大切に扱っている真の温泉宿だと思う。ありがたや。

 

琴平温泉 旅籠 かやうさぎ

★★★★

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

60度

pH 6.8

男女別大浴場(内風呂2 露天風呂1)

加水加温循環消毒なし

山中温泉 かよう亭(石川)

金沢から特急で25分の加賀温泉駅に、山中、山代、片山津、粟津の4つの温泉地からなる加賀温泉郷がある。

一年前に宿泊した山代温泉 あらや滔々庵(石川) - 温泉手帖♨︎は、駅から車で10分ほど。今回訪れた山中温泉までは約20分。

とはいえ、金沢まで新幹線は時間かかるので、小松空港がすごく便利。時間さえ合えば。

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山中温泉の歴史は古く、山代温泉と同じ1300年前の奈良時代行基が発見した伝承もあるけど、一般的には平安時代の開湯とされていて、白鷺が傷を癒しているところから温泉を発見。

だから今日乗ってきた特急もしらさぎ号。総湯の菊の湯にも白鷺がいた。

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大聖寺川鶴仙渓に望んで旅館が並び立つ北陸随一の湯処で、19軒の宿がある。

料理人付きの別荘といわれるかよう亭は、昭和53年創業。1万坪もの敷地の中にわずか10室だけの宿。

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ん?随分と新しいなと思って調べてみたら、実はもう一代前に創業してた。現主人(←仲居さんたちは‘あるじ’と呼ぶ)が、父の創った温泉旅館を、父を1ヶ月のハワイ旅行へ行かせている間に、唐突に廃業させたそう。それが昭和48年のこと。当時の旅館は最大収容人員200人。

『質の良い宿屋』の構想を練り、4年後に水の流れと緑いっぱいの山間に10室の宿、かよう亭をオープン。

妙見温泉 忘れの里 雅叙苑(鹿児島) - 温泉手帖♨︎が客室露天風呂を作ったのも確か同じ昭和53年。

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大浴場はチェックインの13時からアウトの12時まで、ずっと入れる。ここまでのインとアウトの時間はすごいな。いつか、23時間滞在してみたい。

夜中の0時頃に男女入れ替え。大浴場の片方だけに露天風呂がある。

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とても清潔な脱衣所。フェイスタオルもバスタオルも備え付け。歯ブラシもある。クレンジングと化粧水はあるけど、乳液はない。

脱衣所はガラス張りで中が見える。二重の扉を通り浴室へ。

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お洒落な洗い場。カランだけのところとシャワーありが交互で、シャワーは4つ。

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一面がガラス張りで景色を眺められる。見えている山や小川は全てかよう亭の敷地。

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内風呂は41度弱の少しぬるめ。周りにある段差で半身浴もできる。じっとりした肌触り。

松尾芭蕉が『山中や菊は手折らじ湯の匂ひ』と詠みたたえた湯。

‘少年が菊の露を飲んで七百歳まで生きたという伝説があるが、そんな伝説に頼らなくても山中温泉の湯は匂いを嗅ぐだけで寿命が伸びるようだ’という趣旨。

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湯口から少しずつ出ているお湯は41度ちょっと。無色透明、無味無臭。残念ながら少し消毒臭もある。

当時、消毒はしてないだろうけど、この無色無臭のお湯をそこまで絶賛するってなんだったんだろう。

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湯口の上に付いてる真っ白な析出物が可愛い。カルシウムを205mg含む、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。

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山中温泉は源泉を集中管理してるので、基本的にどの温泉旅館も同じ泉質。山中温泉3号・7号・8号・10号・11号の5本の混合泉が、すべての宿や施設に配湯されてる。

湧出量は合わせて毎分約1,670ℓ。1番多く配湯されてる宿で毎分90ℓ。白鷺湯たわらやと翠明。お湯使いは、各施設ごとに異なる。加水してるところもあるみたい。

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内風呂の湯船の中には湯の出入り口がある。この時期は加温しないと難しいらしく、加温の循環。

源泉温度は49.8度だけど、おそらく引湯してきた源泉はもっと冷めてるだろうから。主人は46度くらいだと話してた。

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でも、かなりの量がかけ流されているので、あまり嫌な感じはしない。循環とかけ流しの併用。

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浴室の外側にベランダみたいな月見台みたいな通路。露天風呂まで。どちらからも出られはしないんだけど。

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木造りの雰囲気のある露天風呂。

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休み処みたいなスペースがあり、一人用の木のチェアーがある。うん、椅子ではなく、チェアー。

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屋根があって、室内かというほどカバーされているけど、露天風呂感がすごくある。

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圧倒的な、圧巻の露天感みたいな。なんだろう。雪景色だから?自然の山だから?切り取り方が絵画みたいだからかな。

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湯船は小さくはないけど、気兼ねなく入るなら2人か。すでに2人いたら遠慮するくらいの大きさ。

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縁だけが檜。顔を近づけなかったけど、一緒に入った人が「わぁ、木のいい香り」と言ってた。

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内風呂より少し熱く、42度弱の湯温。湯口からは47度のお湯が出てる。

この露天風呂は源泉かけ流しなのかなと思ってたけど、冬季は加温するしかないらしい。

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でも、加温源泉のかけ流し。ほんの少し消毒してるらしいけど、ほとんど分からない。

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無味無臭、しっとりした肌触りだけど、さらりとしたお湯。

湯口の析出物はキャラメル色。中の真っ白のとは違う。何の具合なんだろう。温泉って不思議。

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元禄2年、300年以上前に山中温泉を訪れ9日間も逗留した松尾芭蕉。山中の湯を有馬、草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃えてる。

有馬、草津なんて、すんごい癖のある強烈な湯と並べちゃうなんて、納得いかない。もしかしたらこんな雪景色を眺めながら湯に浸かったのかしら、と思いを馳せてみたけど、芭蕉が来てたの夏だった。

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もう一方の大浴場も、脱衣所と浴室の間はガラス張り。明るくて広々見えて気持ちいい。

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脱衣籠は5個。半分にしてあるのか、普段からゆとりを持たせてるのか。

まぁ、どの時間もほとんど人には会わない。

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2面が全てガラス張り。惜しみなく景色を見せてくれる。雪景色がいいなぁと思ったけど、きっと新緑も紅葉も綺麗なんだろう。

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シャワーは6つ。シャンプー置き場が凹んでる、洒落た洗い場。

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洗い場も浴室も広くゆったりした造り。湯口にいるのは、こいこい祭りの大獅子かな。

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白い析出物。

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湯口から出ているのはほんの少し。こちらの内風呂も加温の循環。

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かけ流しと併用で、しっかりかけ流されているので、それほど不快感はない。湯温は41.5度。消毒臭はある。循環特有のふわっとした肌触り。

大浴場が夜中じゅうずっと入れるにも関わらず、10室のうち5室が温泉付き。

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段差の部分がかなり広めなので、ひとりで入りたい大きさ。

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湯口からは少なめの投入量。41度弱の源泉。

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湯船の底からも45度強に加温された湯が投入されていて、湯口の真上辺りの湯温は41度ちょっとあるけど、湯船全体では40.7度前後。この時期にぬるめの適温。

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上の見えてる湯口からの投入量は少ないけど、底から投入されてる湯があるからか、結構なかけ流し。

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やっぱり大浴場の循環の内風呂よりも、この湯船がいいなぁ。

じっとり肌に馴染む石膏泉(カルシウム-硫酸塩泉)は、鎮静作用があるだけじゃなく、水分を浸透させ肌の弾力を回復させてくれる美肌の湯。

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加能蟹も美味しかったし、主人や仲居さんが印象的で、また来たいと思える宿。友人知人が勧めてくれるのも納得。

 

山中温泉 かよう亭

★★

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉

49.8度

pH 8.5

1,670ℓ/分(全体)

男女別大浴場(内風呂2 露天風呂1)

加水なし 加温循環消毒あり ※加温は冬季のみ

鷹の巣温泉 鷹の巣館(新潟)

新潟県北部の関川村は、米沢街道の要所として栄えた歴史があり、総面積の9割近くが山林という自然が残る地域。

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えちごせきかわ温泉郷は、荒川沿いにある5つの温泉地から成る。高瀬温泉、鷹の巣温泉、雲母(きら)温泉、湯沢(ゆさわ)温泉、そして桂の関温泉。

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温泉郷の中で最も上流、荒川渓谷の中に位置する鷹の巣温泉は、つり橋を歩いて渡った先にある。

宿は2軒で、今回は秘湯を守る会の会員、鷹の巣館に宿泊。

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鷹の巣館は全11室で、8棟の点在する離れタイプの部屋と、本館に3部屋。

大浴場は外回廊を通り、別棟の湯小屋へ。屋根付きなので濡れることはない。

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一晩中ずっと入れると言われた。説明なかったので、おそらく男女入れ替えはないのでは。

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化粧水などのアメニティはなかったけど、フェイスタオルは備え付け。

脱衣棚はひとつおきに使うよう注意書きがある。独泉なので心配なし。

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浴室は右手に湯船、左側にシャワーが4つ。奥には露天風呂もある。2面が窓なので雪降ってるけど、自然の光が少し入る。

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檜の壁にテンペイ石の床。

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高い天井に梁。

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湯口からは52.4度の源泉がそのまま投入されてる。敷地内にある自家源泉の温度は54度。

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湯船の温度は43度と熱い。湯口の反対側に水道の蛇口があり、加水してもいいみたい。なんとか入れたから加水しなかったけど。

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寝湯用の木枕があるけど、熱すぎてそれは無理。

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泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。肌に水分が浸透するようにじっとりと肌に馴染むお湯。塩に入ったちりり感は少しだけ。

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保湿成分のメタケイ酸が78mg含まれ、湯上がりの肌はしっとりすべすべ。

鷹の巣温泉には2軒の宿があるけど、鷹の巣館の敷地内にある源泉を2軒で利用している。湯量は毎分360ℓで十分。

階段の手すりには白い析出物。

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湯船は岩タイルと御影石。縁は特に湯が流れ出る部分は析出物が付いてる。

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湯口近くの側面には白い湯の花がふさふさと張り付いてる。

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お湯は出入り口側にかけ流されているけど、

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反対の窓際の湯船の中に湯口があり、

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露天風呂へも流れ出ている。

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庭を眺めながらの露天風呂なのかな。冬季は雪見風呂。

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こじんまりしたタイルの湯船。内風呂と同じタイルかも。

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湯口がふたつあり、真ん中あたりにある手前の湯口が42.7度、奥の湯口から出る湯が52度。

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この手前のぬるい方は、内風呂からのお湯。

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奥の方は、源泉そのもの。

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湯口近くは43度超え。一番離れたところだと42度。さすがに雪の降るマイナス気温だと、42度まで下がるのか。内風呂より低いのでこちらの方がいい。それでも熱いけれど。

52度の源泉を手を加えずに42度で入れるように湯守が調整してくれてる。

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ほんの少し硫化水素臭がする。塩気はなくてほんのり香ばしさがある。白い小さな湯の花が少しふわふわしてる。

縁に座るとおへそぐらいの深さで半身浴できるけど、湯の外に出るのは寒過ぎる。

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部屋にも源泉かけ流しの内風呂と露天風呂があり、鷹の巣温泉の源泉で作った化粧水と美容液が置いてある。なかなかいい。

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開湯の伝説は大鷹。荒川を行き来する舟人が、傷ついた大鷹が水浴びしているのを見て発見。湯治場にしたけど、その後は使われず。江戸中期(1806年)のことで、開湯は200年以上前。
明治18年米沢街道が直された時に、旅人のために温泉施設を作り、鷹の巣温泉と名付けたそう。

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部屋の内風呂は小さめ。半分は浅くなってるので、ひとり用。

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湯口からは遠慮なく源泉が投入され、かけ流されている。湯口で52度弱。小さい湯船なので、上だけ測ると47度近くある。めっちゃ熱い。

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残念なことに、湯かき棒がない。熱くて、手や足で混ぜることもできないので、とりあえず加水するしかない。

湯船が小さいので加水すれば、早めに下がる。上と下では湯温が全く違うので、とにかく手がつけられる温度になったら、混ぜる混ぜる。

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混ぜるとすっごい湯の花。身体に触れると、ひゃっと声をあげてしまいそうなほど、大きいのから小さいのまで、黒に茶色に白に。

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こんなに溜まってるもの⁈とちょっと疑ってしまうほど、たくさんの湯の花がわさわさ舞う。

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大浴場と同じく、湯口周りの湯の花もすごい。白いぬめりのある湯の花がねっとり付いてる。

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指で触るとこんな。

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最低限の加水で、好みの湯温で入れるのがいい。ゆっくり入れる。

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テラスにある露天風呂は屋根付きだけど、雪でほんとに寒い日は‥。しかも、内風呂とつながってないので、シャワー浴びて入ろうとすると、一度畳の部屋を歩かなきゃいけない。

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というか、露天風呂もめっちゃ熱いので、まずは加水しなきゃいけなくて、その加減を見にテラスに出たり入ったりが億劫。湯かき棒もないので、混ぜるにしても、それは裸で?浴衣の裾をあげて?絶対に湯かき棒あった方がいいよ。

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湯船は広いけど浅い。膝下くらいしかない。
こちらも惜しみなく源泉が注がれている。

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手前に水道のカラン。

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湯口の近くの湯船の中に排湯口がある。私は露天風呂には入らなかったけど、浅すぎて寒いらしく、この排湯口を指で塞いで縁ギリギリまでお湯を溜めながら入ったそう。

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辺り一面雪。

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テラスから見える雪の中の吊り橋がすごく綺麗だった。

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鷹の巣温泉 鷹の巣館

★★★

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

54.0度

pH 7.3

360ℓ/分

男女別大浴場(内風呂2 露天風呂2)

加水加温循環消毒なし

 

 

紫尾温泉 くすのき荘(鹿児島)

大好きな紫尾温泉を再訪。最初に泊まった紫尾温泉 四季の杜 紫尾庵(鹿児島) - 温泉手帖♨︎で、紫尾温泉 旅籠しび荘(鹿児島) - 温泉手帖♨︎のお湯に入って、紫尾温泉の虜に。

2年以上も行きたいなぁと狙っていたくすのき荘に、とうとうやって来た。

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チェックインしようとしても、駐車場がいっぱい。駐車場の目の前が大浴場で、たくさんの人ががやがや。日帰り入浴で大賑わい。

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真向かいに神の湯と言われる紫尾神社の温泉があり、境内の拝殿下から湧き出ている源泉かけ流しの公衆浴場がある。

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そちらも朝夜かまわず絶えず人が出たり入ったりのすごい人。

紫尾神社の上ノ湯源泉はしび荘やくすのき荘にも配湯されてる。

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50度の単純硫黄泉。しび荘の熱い方の湯船に注がれていた源泉。くすのき荘でも内風呂に利用している。

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くすのき荘の日帰り入浴は12時から21時まで。宿泊者は夜22時までで、朝は6時から9時半まで。もうこれは、朝しかゆっくり入れないの⁈と絶望したけど、夕方になるとさぁーっと人が引き、17時半過ぎると独泉。

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ロッカーの空き場所がないほどにごった返していた脱衣所も嘘みたいに誰もいなくなった。

浴室の男女入れ替えはない。

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入った正面が内風呂で、左手に洗い場。シャワーが2面に5つ。

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サウナがあり、すごく小さな水風呂もある。

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タイル張りの湯船のお湯は薄い黄緑色。ゆったり広い湯船。

湯温はかなりの熱さで43度。紫尾温泉 旅籠しび荘(鹿児島) - 温泉手帖♨︎のライオンの口から出る熱湯を思い出す。神社の上ノ湯源泉で44度だった。

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この湯船は、神社の熱い源泉と自家源泉の混合泉。加水も加温もないかけ流し。

なみなみと注がれ、どんどん縁から溢れ出ていく。

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露天風呂の出入り口は常に開けっぱなしになっていて、

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湯船に人が入ると溢れ出るお湯の排湯が間に合わず、ざっばざばと外に流れ出ていくようになってる。

最初に露天風呂に入ってたので、音を立てて湯が流れ出ていく度に、中で何が起きてるのだろうと思うほど。

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湯船は内風呂が1つと露天風呂が2つ。

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湯口から出る源泉は45.5度。自家源泉も神社の源泉もpH9を超えるアルカリ性で、飲泉もできる単純硫黄泉。ほどよく香る硫化水素臭にうっとりする。

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でも、43度は熱すぎて、一瞬しか入れない。ぬるぬるの肌触りも熱すぎてそれほど感じられない。

露天風呂は手前に寝湯、数段の階段の先にメインの岩風呂。

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寝湯は本当に本当に浅い。入っていいのかと、湯船だよねと確認したくなるほど浅い。

座ってると、身体がほとんど出ていて寒い。縁に頭をかけて寝転がっていると、通る人から丸見え。底の石も微妙でお尻が少し痛い。

でも湯温が41.5度前後で、ここだと長湯できる。

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奥は男湯と繋がっているっぽい。湯口はなく、岩風呂のお湯が岩の隙間から流れ込んでくる。

湯道は白い析出物でびっちりコーティングされてる。

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ぬるぬるの肌触り。ここが一番ぬるくて、ぬるぬるを一番感じられる。

泡付きはない。黒や白の湯の花が彷徨ってる。黒い楕円形の毛虫みたいな大きなものも、ふわふわ。

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上に位置する岩で囲まれた露天風呂は、内風呂より広いくらい。

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手前側には屋根がある。内風呂の薄い黄緑色より、少しエメラルドグリーンがかったお湯。

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湯口から出ているのは自家源泉で45.5度。湯船は湯口の近くだと42.5度超えてるけど、離れたところだと42度ちょっと。でも熱い。長湯できる湯温ではない。だから、あんなにたくさんの日帰り客も回転が早いのかな。

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自家源泉は露天風呂から300mのところにあり、地下を通り注がれている。
源泉温泉は46.9度と、神社の源泉より少し低い。pH9.2のアルカリ性単純硫黄泉。

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豊富な湯量があり、加水も加温もしていない新鮮な源泉のかけ流し。美容液のようなとろみがある紫尾温泉。やっぱりいいなぁ。湯上がりの肌はつるつるすべすべ。保湿のメタケイ酸も83mg含んでる。

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大浴場が夜22時までしか入れないので、本館から100m離れた離れ宿の別邸に宿泊。24時間入れるかけ流しの檜の半露天風呂が付いてる。

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くー。思い出したら、入りたくなる。

かなり大きい湯船。ひとりで入ってたけど、3人でも大丈夫な広さ。

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しっかり屋根の下なので、多少の雨雪でも大丈夫そう。

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入り口には2箇所に高さの違う踏み台がある。湯船の中には手前に一段の段差。入りやすいし、半身浴もできる。

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湯口からは43度の源泉が投入されてる。源泉そのものでもちろん飲める。香ばしくて美味しくてごくごく飲める。

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とろりとした湯感触に、ふんわり硫黄の香りがたまらない。

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湯船の温度は40度。くー。適温過ぎる適温。この季節に超絶な適温。

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ざばーっと入ると、縁からぶわっと溢れ出るけど、落ち着いてる時はこの排湯口からかけ流されている。

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で、ザ ベランダに湯船があるので、あの排水溝から流れていく。

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湯口の後ろにレバーがあり、湯量の調節ができる。熱すぎたら湯量を絞り、寒かったら湯量を増やせばいい。なんて最強な仕組み。源泉をかけ流しで楽しめるようになってる。でも、何もしなくて、絶妙な適温だったのでレバーを触る必要なし。

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檜の効果か、源泉が含んでるのか分からないけど、すっごい泡付き。あわあわのふわふわ。

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湯面に白い細かな、湯の花かと思うけど、多分泡。湯の花ももしかしたら混じってるかもしれないけど、ほとんどは泡。

びっくりするくらい、あっという間に身体が泡だらけになる。ぬるぬるでふわふわの肌触りがもうたまらなく気持ちいい。

この家ほしい、この家に住みたいと何度も言った。

 

紫尾温泉 くすのき荘

★★★★★

単純硫黄泉

46.9度

pH 9.2

内風呂(男1 女1) 露天風呂(男2 女2)

加水加温循環消毒なし

妙見温泉 妙見田中会館(鹿児島)

鹿児島空港から車で15分ちょっとの妙見温泉。途中にある天降川温泉の天降川温泉 ホテル華耀亭(鹿児島) - 温泉手帖♨︎が閉鎖してた。衝撃。

妙見温泉は最近妙見温泉 忘れの里 雅叙苑(鹿児島) - 温泉手帖♨︎に宿泊、前に妙見温泉 石原荘(鹿児島) - 温泉手帖♨︎に日帰り入浴し、泉質の良さを承知で再訪。遅めの飛行機で着いても、チェックインできる超好アクセス。

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川の向こうに見える田中会館。古い佇まいに内心びくびく。

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秘湯大好きで、秘湯慣れしているけど、‘露天風呂付きの部屋がある料理旅館 妙見田中会館’を目指して来たので、鄙び感に躊躇する。

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翌朝、川向こうから撮った宿の全景。

元は写真屋で結婚式場の田中会館からの、昭和43年に妙見温泉でボーリングして妙見田中会館を始めたそう。

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玄関が工事中で入り口がよく分からない。この靴箱に靴をいれるのかしらと、不安になる。まぁまぁ寒かったでしょうと、優しいおばちゃん2人が登場したので、ほっとする。ひとりが女将さんだったのだと思う。

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大浴場は1階にあり、手前のドアが開いてるのが男湯、奥が女湯。男女入れ替えはなし。夜は23時まで、朝は7時から10時まで。

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長細い脱衣所。籠が11個。奥には改装されたっぽい綺麗な洗面台があり、化粧水などのアメニティもドライヤーもある。

脱衣所がとにかく寒い。暖房入れたらいいのかもしれないけど、1人のために付けるのもどうかと思い、いや、リモコンがあったのかどうかも分からないけど。コンクリの底冷えなのか、心底冷える脱衣所。

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そそくさと浴衣を脱ぎ捨て浴室へ。ますますの秘湯感。ん〜。超いい感じの湯船。薄茶の濁り湯が音を立ててかけ流されてる。

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大浴場の名前は大蔵温泉。大蔵温泉は源泉名で、社長の名前みたい。

女湯の湯船は2つ。細長い湯船と丸い湯船。どちらも雰囲気ある。ホースが無造作に出しっぱなしなのも、許せてしまう。

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シャワーが3つ。水と湯の蛇口で調節するやつ。このシャワーも温泉らしい。お湯だけで適温。

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丸い湯船は2、3人くらいのサイズ。でも先客いたら入らないくらい。

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湯口の向こうは加水して湯温調節するところかな。源泉温度が高く、自噴量が多いので加水してる。

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自然湧出の自家源泉を3本持っていて、全部使っているのか分からないけど、毎分500ℓの豊富な湯量を誇る。HPには、500とも200とも記載があるので、合計が500ℓなのかなと解釈。かなりの量。

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湯量を絞って投入してる。湯口の湯温は40度割れ。

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湯口を触ると茶褐色の湯の花がねっとり。ねっとりじっとりとした肌触り。

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湯口からの湯量はすごく少なく見えるけど、排湯口からはざばざばかけ流されていくように見える。

湯温は38度ほどだけど、底の方はもっとぬるい。夏なら最高の温度。

いや、ぬる湯の湯船を設けることが素晴らしい。

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手前の半分だけ、一段段差がある。薄茶色の湯の花がたくさん舞ってる。

鉄の匂いで、甘い匂い。鼻が覚えているのか、記憶から味が連想されるのか分からないけど、実際に甘い。

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2つの湯船から流れ出ていく道がたまらない。

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細長い湯船はかなり長細くて大きいけど、幅が狭いので、大人数だとどんなふうに陣取るのか想像できない。横向き?縦向き?

心配することもなく、ずっと独泉。

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こちらの湯船も、片側だけに段差。段差から降りて座ると、絶妙に肩まできっちり浸かる深さ。

半身浴でも汗が出てくるほど暖まるお湯。足先もぽかぽか。

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太いパイプからは46度超えの源泉が注がれていて、隣の細い湯口は水。

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湯船は42度にうまく調整されている。夜も朝も窓が何ヶ所か少しずつ開けられていて、それも計算ずくで湯温調整してるのかしら。

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湯口から離れた方の端っこが、浅くなってる。深いエリアと浅いエリアを分ける段差があり、浅い部分は41.5度ほどと少しぬるくなる。

膝下の深さしかないけど、座ると胸まで浸かり、縁に頭をかけるといい感じに全身が浸かる。

ほんの少しぬるめだし、絶妙な浅さが気に入って、ここを定置に寝湯してた。

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排湯口は2ヶ所あり、気持ちいい量のかけ流し。目を瞑るとざばざばかけ流しの音が響く。もったいないなぁとぼんやり思う。

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こちらは湯の花は舞ってはなかったけど、段差の部分にはしっかり溜まってた。

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歩けば足形が付くし、字を書けば朝まで残ってる。

ねっとりじっとりの肌触りはナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。

自家源泉が3本あるみたいで、この52度の大蔵温泉源泉が新しいやつなのかな。もう一つの分析書は1号泉なのか2号泉なのか。

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この2本はどちらもほとんど変わらない泉質で、炭酸水素イオンが1000mg超え。不要な皮脂を乳化し除去する重曹泉でつるつる効果。天然の保湿成分のメタケイ酸が214mgと142mgとかなりたくさん含まれている美肌の湯。

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滞在中は気づかなかったけど、遊離二酸化炭素が400mgと551mgも含まれてる。濁ってるから、あんまり泡付きを気にしなかった。どうだったんだろう。

あ、そういえば、男湯、何度通っても入ってる気配がなく、脱衣所のドアも全開だったので、夕食後に旦那さんに人いない確認してもらい、一瞬だけ。

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男湯は細長い湯船ひとつだけ。シャワーのところが真新しくお洒落な感じに。

浴室や玄関以外にもリフォームの跡がいろいろ見られる。部屋は温泉付き客室4室に、お風呂なしが3室の全7室。すべてのお部屋から天降川が見える。

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部屋の露天風呂は源泉かけ流し。湯口の横に蛇口があり、加水できるようになってる。

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ざばざばと湯がかけ流されているところは見事に茶褐色。よく見たら畳敷き。

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湯口からは46度超えの源泉が勢いよく出てる。湯船の温度は44度くらい。水で埋めるしかない。湯量の調整をさせてくれたら、すんごいいいのに、もったいないな。

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加水をしても、源泉は源泉で勢いよく出ているみたいで、湯船の片側はぬるくなるけど、片側は熱いらしい。湯かき棒が必須だったみたい。

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1階駐車場に飲泉場があるそう。工事中だからか、よく探さなかったからか目に入らなかった。

少しずつリフォームして生まれ変わろうとしてる。すごくいい源泉持ってるのだから、素敵な宿になっていってほしいな。

 

妙見温泉 妙見田中会

★★★★

ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉

52.0度

pH 6.4

500ℓ?/分

男女別大浴場 貸切風呂

加水あり 加温循環消毒なし