温泉手帖♨︎

温泉ソムリエの温泉備忘録

由布院温泉 束ノ間(大分)

大分空港からレンタカーで1時間弱の由布院温泉に再訪。

1回目は奥湯布院温泉 奥宿 無相荘(大分) - 温泉手帖♨︎に泊まり、温泉街に足を踏み入れなかった。その後何回も台風で欠航になりキャンセルするしかなく、今年の9月に念願の由布院温泉 亀の井別荘(大分) - 温泉手帖♨︎に泊まり、今回で3回目の湯布院。

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去年キャンセル(台風で泣く泣く)した宿にリベンジ。

選んだ宿は、湯布院の原点である“滞在型温泉保養地”に立ち返った、ストレスフリーをコンセプトにした宿で、旅館のようなかしこまったおもてなしやサービスはない。温泉重視最高。

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束ノ間は「庄屋の館」という宿を、先代の娘さん夫婦が引き継ぎ、数年かけてリフォームしていた矢先、熊本地震で源泉の調子が悪くなり、しばらく休業していたそう。

いまは敷地内の至るところから湯気が上がってる。

その後、5000坪の敷地に一軒家タイプの棟が点在する、滞在型の宿としてオープン。

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集落内に点在する逗留処には源泉かけ流しの温泉が付いている。全部で10棟のうち、温泉付きが9つに、温泉なしの女性専用棟が1つ。湯船も部屋の間取りも異なる造りなので、自分が過ごしたい部屋をじっくり考えて決める。

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二部屋が離れていて、半露天風呂のある百番の部屋。露天風呂っぽいけど、屋根はきっちりある。シャワーももちろん付いてる。

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広めの湯船で2、3人でも入れるだろうけど、独りで入るの最高。

何よりこの色!色だけでも癒される。その上、ぬるんぬるんの肌触り。湯上がりの肌はねっとりしっとり。

湯底も少しぬるんとする。端の方にはざらりと砂っぽい湯の花が溜まってる。

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なんて綺麗なブルー。

湧き出た時は無色透明のナトリウム-塩化物泉。メタケイ酸が空気に触れて結晶化し、太陽の光を反射させて青く見えるとか。

メタケイ酸は156mg含まれてる。これで充分だけど、以前は500mg以上含んでたみたい。お肌のセラミドを整える作用がある天然の保湿成分。さらに保湿成分を塩がコーティングしてくれる美肌の湯。

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源泉は100度近い高温泉。加水をせずに湯量の調節だけで、湯船の温度を適温にしてくれてる。40度くらいにしてあるよと言われたとおり、40度ぴったり。ぬるめなのにめちゃ暖まるお湯。

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源泉を調節するバルブは自分たちで触れるようになっていて、好みの量にすることができる。今回は触る必要もないくらい、ばっちりな適温のぬる湯だったけど。

加水して調節ではなく、源泉量を調節させてくれる部屋風呂は最高。好みの湯温で源泉かけ流しを味わえる。

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ビニールパイプから一旦、木で囲まれたところに注がれている源泉は、縁のこの穴を通り湯船の底近くにある湯口から湯船の中へと流れ込んでいく。

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湯口の穴には析出物。湯船の側面にも。

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無味無臭なのに、水色に見えて、析出物はベージュ。淡い色合いが可愛くて、いくらでも眺めていられる。

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絶えず新鮮な源泉がかけ流されてる。自分たちのためだけに。贅沢な逗留だ。

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部屋風呂以外に敷地内に大露天風呂がある。

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夜23時までで、朝は6時から8時半まで。日帰り入浴が9時半から18時半まであり、駐車場が大混雑してるほど、たくさんの入浴客が訪れてた。

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日帰り入浴の時間が終わると1時間清掃タイムがあり、19時半から宿泊者だけになり、タオルも備え付けに変わる。雨で寒いし、夜の露天風呂にこだわりないので、朝行くことに。

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大露天風呂へ行く途中に源泉が湧いてる。

ここの地下500mから吹き上げる97度の自噴泉を、各逗留処と大露天風呂に配湯しかけ流してる。

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お洒落な大露天風呂の建物は、茶房も併設。これは日帰り入浴客殺到するよね、という素敵な造り。

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広い脱衣所。洗面台にドライヤーも2つある。脱衣所の全面がガラス戸で露天風呂に降りられるようになってる。

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大きな湯船。たくさん入浴客来ても大丈夫なんだなと納得。

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シャワーは5つ、仕切りのあるタイプ。シャンプーなどは揃ってる。

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はて、これ何の形なんだろう。左手前は星形のようになってるけど、右側は真っ直ぐ‥。

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左側の真ん中へんに湯口。

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右奥に排湯口。

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雨が少し降ってるけど、半分は屋根があるので大丈夫。ほんとに上手な造りだなぁ。熊本の地獄温泉 青風荘.(熊本) - 温泉手帖♨︎もそうだけど、考えて考えて造られてる感じがする。全てにおいて居心地がいい。

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また、湯温が40.5度に調節されてるときた。こんなに広い湯船、100度近い源泉、加水も何も手を加えない源泉かけ流しで、このぬる湯の適温。神業だわ。もちろん湯口に近づけば熱いので、寒ければ移動すればよし。

朝の霧雨混じりの風が気持ちいい。外気は冷たいけど寒くない。実際の湯温よりも暖かく感じる。塩の暖まりの効果かな。

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夜があけて明るくなるにつれて、濃いミルキーブルーの湯色に。部屋風呂の透き通った水色ではなく、青みがかった白濁湯。

ぬるんぬるんの肌触りは、部屋風呂と同じ。でも、白く濁ってる分、とろみがあるように感じてしまう。とろんとろんの浴感 。

湯底の端にはざらざらと湯の花が溜まってる。

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何の匂いだろうと、朝浸かってる間ずっと考えてた。潮というか、日向というか、天日干しの匂い。

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この岩のこちら側の白いの、析出物だと思って撮ったけど、なんでここに?以前の露天風呂で使ってた岩なのかしら。

露天風呂の析出物は、ベージュじゃなくて白色。硫黄泉の青みがかった白濁湯にありがちな組み合わせ。部屋風呂と同じ塩化物泉なのに不思議。

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集落内の母屋は築120年を超える古民家。大豪族が明治27年に接待館として建築したものを移築した食房で朝ごはん。

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新鮮な湯布院野菜を出汁入り温泉で地獄蒸しした温泉野菜雑炊。

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自然の恵みを利用したヘルシーな一品。これは食べる価値あり。

 

由布院温泉  束ノ間

★★★★★

ナトリウム-塩化物泉

97.4度

pH 8.6

大露天風呂(男1 女1) 各客室風呂9

加温加水循環消毒なし

2020.11.22 宿泊

長湯温泉 かじか庵(大分)

大分空港から車で1時間半、熊本空港からは1時間40分ほどの長湯温泉。芹川沿いに湧く温泉は、湧出量と二酸化炭素の含有量、温度から、日本一の炭酸泉と称される。

長湯温泉 大丸旅館 ラムネ温泉(大分) - 温泉手帖♨︎はあまりにも有名。

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その泉質は、血行を促進するため神経痛や心臓病に効き、飲めば胃腸や便秘に効果があると言われる。ほとんどの宿が独自で源泉を持っているので、それぞれ含有物質が異なり湯質や色などが違う。

3年前に泊まったのは、長湯温泉 丸長旅館(大分) - 温泉手帖♨︎

今回の宿はかじか庵。

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玄関の右手が大浴場の湯処ゆの花。宿泊処は左側の外廊下の先。

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大浴場の利用時間はチェックインから23時まで。なんと13時からチェックインできるけど、翌朝は6時から8時まで。と、結構時間が限られてる。

男湯と女湯の間に2つの有料貸切風呂があり、宿泊者は貸切風呂か岩盤浴のどちらかを無料で利用できた。時間はその日の23時まで。

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貸切風呂、ちらっと覗いてみた。脱衣場が畳敷き。
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岩盤浴を利用することに。作務衣をもらって、脱衣所で着替えてから岩盤浴ルームへ。

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麦飯石岩盤浴と書いてあった。床に使われているのが古来から薬石といわれる麦飯石。遠赤外線とマイナスイオン効果があるそう。

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真ん中にあるスチーム吹出口は、遠赤外線放射率の高い桜島の溶岩。

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床に敷く用にバスタオルとフェイスタオルを余分に貸してくれる。長湯温泉で岩盤浴があるのはここだけ。

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岩盤浴ルームの目の前が女湯。

脱衣所はたくさんロッカーがあり、清潔で綺麗。鍵付きロッカー。チェックイン時に鍵を渡される。

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右手に洗い場。それぞれ仕切られていて、8個か9個くらいだったかな。日帰り客もいたけど、シャワーが足りないような時はなかった。

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高い天井に立派な梁。左側が内風呂。

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L字型で、窓側は普通の湯船、奥が寝湯。

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濁りで見えないけど、波打った木の底で、身体に沿うように作られている。足を乗せる部分もあり、ずるずるお尻が下がるようなことはない。

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湯口は外にない、こだわりの底入れ底出し方式。炭酸成分は振動で抜けやすく、鉄分などは空気に触れると酸化するので、空気に触れて効果が半減することのないよう、新鮮な湯を対流させるため、湯船の底から直接湯が投入され、排出もされている。

循環も消毒もない新鮮な自噴した源泉そのまま。

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表面のお湯を排出しないようにしてるので、湯の花が浮きまくってる。

湯の花は払っても払っても、湯面いっぱいにあるのですぐ湯面が塞がれてしまう。払うと意外に濁りが薄くて、緑がかった灰色のような湯色。

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湯船の温度は38度割れ。朝は39度だった。源泉は45度。でも、38度でも全く寒くない。体感は39度以上ある感じ。

じっとりした、きしむほどのじっとり肌触り。pH6.6の中性。鉄と土の匂いがする。顔を洗うと少し目にしみる。塩かな?もしかしたら湯の花のざりざりかな。

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湯が縁から流れ出ているわけじゃないのに、この析出物。かけ湯したりするからか、以前はここから流れ出てたのか。

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縁には掴めるほどの析出物がこってり付いてる。湯船の底にもしゃりしゃりの湯の花が積もってる。

ざらざらした湯の花は、身体にも溜まっていく。

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マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉だけど、前回の分析ではカルシウムを236mg含むマグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉だった。

カルシウム成分の湯の花がすごい。松代温泉 国民宿舎 松代荘(長野) - 温泉手帖♨︎二股らじうむ温泉 二股らじうむ温泉旅館(北海道) - 温泉手帖♨︎と同じようなしゃりしゃりの湯の花。

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朝はさらに多くて、身体にたくさんざりざりが張り付く。

露天風呂もあるのだけど、内風呂で38度なので、寒い外に入りにいく人はほとんどいない。

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女湯の露天風呂はあつ湯、ぬる湯、立ち湯の3つの湯船があり、男湯は普通の露天風呂と寝湯の2種類だそう。冬季は立ち湯には湯が張られてない。

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あつ湯とぬる湯の2つの湯船は繋がっていて、湯口のあるあつ湯から湯が流れ込むようになってる。

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立ち湯には、さらにぬる湯からの流れ込みなのかな。

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おそらく誰も入らないであろうぬる湯は25度割れで、カルシウムの膜が張ったまま。

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あつ湯の方は30度くらい。湯口からは41.5度の源泉が投入されてるけど、湯量も少なめで気温も低いので、かなりぬるいあつ湯。

源泉は地下250mから自噴していて、毎分200~250ℓの湧出量。

この露天風呂の湯口だけが上からなので、飲泉できる。

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炭酸味。湯の花から相当濃い味を想像しちゃうけど、薄い味で飲みやすい。胃腸にいい。

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湯に浸かっていても泡付きはないけど、湯口からの源泉を手に受けると少し泡付きがある。遊離二酸化炭素は602mgも含まれてる。

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炭酸は泡が付かなくても溶けた状態で湯に含まれていて、効果がある。体内に炭酸ガスが吸収され血圧を下げるので、心臓の働きを高めたり、乳酸を排泄し疲労回復を早めてくれる。

加水加温循環、さらに消毒もしてない源泉そのままで、ぬる湯の適温。かつ、二酸化炭素を多く含む源泉!これほどレアな源泉、有り難過ぎる。

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とても貴重な有り難い源泉だけど、大浴場は23時まで。翌朝も6時から8時までしか入れない。我が家的にはこの宿に泊まるなら、2部屋ある露天風呂付きの部屋がマスト。

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着いた時のこの湯の花の膜。テンション上がった。さすがにこのレベルの源泉かけ流しが部屋に付いてる温泉宿は初めてだと思う。

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かなりの厚さの膜。

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端っこの方はオレンジがかってて、いかにも鉄含んでる感じ。

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ビニールパイプの先が湯船の中に沈んでて、空気に触れないように源泉が注がれてる。露天風呂なのに37.5度を保てるくらいの投入量。

夕方は少し泡が上がってくるぐらいだったけど、夜になるとぼこぼこ音が聞こえていて

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朝見てみたらこんなだった。炭酸含むから?湯量の問題?

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旦那さんは過去一の部屋露天風呂だと絶賛して入ってた。私は大浴場の内風呂を充分堪能。

炭酸効果か、足の冷えが朝まで和らいだまま。天然の保湿成分のメタケイ酸が234mgも入ってるので、お肌もしっとり。

 

長湯温泉 かじか庵

★★★★★

マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉

45.3度

pH 6.6

内湯(男1 女1)露天風呂冬季(男2 女2)貸切2

加水加温循環消毒なし

2020.11.21 宿泊

黒薙温泉 黒薙温泉旅館(富山)

黒部峡谷にある黒薙温泉は、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車でしか辿り着けない秘湯。

北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅からは、車でも富山地鉄でも20分ほどの宇奈月温泉駅。隣接してる宇奈月駅からトロッコに乗って約25分の黒薙駅で下車。

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まずは駅ホーム反対側にある線路の向こう側の階段を登り、山道を約20分、600mほど歩いたところに黒薙温泉旅館の一軒宿がある。

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山道と言っても、後曳橋を見たり

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水路橋を見たり

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と、色々見たいポイントもあり、山の景色を眺めながらなのであっという間。途中に案内の看板がいくつかあるし、1本道なので迷うこともない。

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黒薙温泉は375年前の正保2年に発見されたけど、加賀藩が立ち入りを禁止していて、慶応4年に開湯が許可されるまでは、深山幽谷の隠れ湯として利用されていた。

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営業期間は4月下旬から11月下旬までで、日帰り入浴は9時から15時15分まで。

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駅の看板にもあるこの大露天風呂は、建物とは逆の川沿いを上流側に歩いた先に。こちらは水着やバスタオル巻きオッケーの混浴。

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河原に隣接した広さ28畳相当の大露天風呂。天然石でおおわれた野趣あふれる湯船。

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女性専用の露天風呂と内風呂は宿の奥、下流側に位置してる。

正面の受付で700円払い、奥に長い宿を靴のまま進んでいく。

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階段を降り切ると、右手に内風呂あるよと看板。

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ここからさらに降りていくと、男女別の内風呂がある。

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とりあえず、ここの出口から女性専用の露天風呂「天女の湯」へ。コロナ対策か、人数制限がある。3人ってかなり狭き門。

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ここから建物の外。また階段を降りてく。

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振り返ると川沿いに湯小屋らしき建物、あれが内風呂かな。

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内風呂はあとで。

外に出て少し下流側に降るとすぐにビニールで囲まれた小さな小屋が、山道からはみ出すように建ってる。

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反対側から見るとこんなふう。

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こちらが脱衣所。開けてみると、驚くほどちゃんとした木の小屋。籠が3つ。先客が1名でセーフ。

というか、10時45分くらいに宿に着いたのだけど、内風呂は12時まで清掃中と言われた。つまり混浴の露天風呂か、ここしかない。よかったー。セーフ。

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脱衣所からは簀子が敷いてあるので、裸で裸足で。
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露天風呂の先にある吊り橋は立入禁止。

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湯船の手前は板場になっていて、小さなベンチもある。

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5人くらい入っても、ストレスを感じないほどの広さ。

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大自然。切り立った崖に色付いた紅葉。少し高台から黒薙川を見下ろす露天風呂。

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開放的な渓谷美を堪能できる。

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こんなに開放的な自然に囲まれた湯船だけど、タープが張ってあるので、虫や葉っぱがそれほど気にならない。

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湯口からは50度前後の湯が勢いよく注がれている。98度の高温泉なので、加水してのかけ流し。

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湯船の温度は43度くらいで、残念ながら熱い。汗だくになる。

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‘出したら止めて’と注意書きのある水のカランがあり、水を出してそのすぐそばにいたけど湯の投入量が多くて、焼け石に水。カランの周りさえもぬるくはならない。

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奥に湯が流れ出ていく排湯口があり、豪快にかけ流されている。

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河原から湧く黒薙源泉は、なんと毎分2,000ℓもの豊富な湧出量を誇り、この黒薙温泉だけでなく、ふもとの宇奈月温泉郷の湯量すべてをまかなってる。

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硫黄の香りがして、香ばしい硫黄泉の味がするのに、温泉成分の中には含まれていないそう。すごい匂うのに。pH8.5の弱アルカリ性単純温泉

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少し泡付きがあり、ふわぬるの肌触り。アルカリ性で、重曹成分も含まれてる。美肌の湯。

白い大きめの湯の花が舞っていて、消毒してないから塩素臭もなく硫黄の香りで、硫黄泉にしか思えない。

そして、宇奈月温泉 延楽(富山) - 温泉手帖♨︎と同じ源泉とは思えない。やはり元湯。

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でも身体には一切匂いはついてないや。

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12時まで清掃だけど、11時半くらいからは入れるかもと言われていたので、フライング気味に内風呂へ。1番風呂だ。

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こじんまりした脱衣所。鍵付きのロッカーがある。洗面台にドライヤーもある。

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シャワーは3つ。清潔なこざっぱりした浴室。湯船はそれほど大きくはない。カランもシャワーも源泉。

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向こう岸の紅葉が望める。

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内風呂は熱交換器を使用しているため、源泉100%なのだそう。加水なしってことなのかな。

湯船の温度は42.5度ちょっと。ぬるつるの湯感触で、ほんのり硫黄が心地いい。

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フライング気味だったので、お湯が一杯じゃなかったのだけど、入ったら洗い場側にかけ流され始めた。

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覗くと黒薙川が見える。宿泊者は一晩中入れるそう。

 

黒薙温泉 黒薙温泉旅館

★★★

アルカリ性単純温泉

98.3度

pH 8.52

2000ℓ/分

内湯(男1 女1)露天風呂(混浴1 女1)

加水あり 加温循環消毒なし

2020.11.15 日帰り入浴

宇奈月温泉 延楽(富山)

北陸新幹線で2時間20分の黒部宇奈月温泉駅。そこから車でも富山地鉄でも20分ほどの宇奈月温泉は、黒部峡谷の玄関口にあり、富山県随一の規模を誇る温泉郷

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黒部川上流の黒薙温泉 黒薙温泉旅館(富山) - 温泉手帖♨︎から引湯し、1923(大正12)年に開湯。以来、多くの文人墨客から愛されてきた歴史があり、今も11軒の温泉旅館と民宿や保養所が点在してる。

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かけ流しがある中から選んだ宿は、昭和12年創業、初代が料理人という老舗温泉旅館の延楽。

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全室窓越しに雄大な黒部の自然美と黒部川の渓流を望む。

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大浴場は2階にあり、一晩中入ることができる。男女入れ替えはなし。バスタオルが備え付けなので、何度も気軽に行ける。

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内風呂がひとつで、壁際にシャワーがずらり。

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サウナと水風呂がついてる。

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かなり大きな湯船。

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源泉は黒部川上流にある黒薙温泉で黒部峡谷最古の温泉。湯量が豊富で毎分2000ℓもの湯を宇奈月温泉に引いている。

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ロッコに並走した7kmにも及ぶ引湯管を使ってる。

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源泉は90度を超える高温なので、いくらか加水して引湯し、宇奈月温泉街に到達した時点で65度ほどらしい。

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実際この湯口の湯温は65度。循環濾過してるので、湯船の温度は41.3度くらい。消毒臭はそれほどでもない。

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循環はしてるもののかけ流しと併用で、縁から惜しみなく湯が溢れているので、気持ちよく入れる。

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湯量が豊富だからできることなのかな。

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日本随一の透明度と謳っている。透明な湯を何をもって随一というのかさっぱり分からないけれど、黒部川の清流を思わせる無色透明の湯と表現されている。

湯船からも峡谷を望むことができる。

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泉質はpH8.5の弱アルカリ性単純温泉。成分の薄い優しいお湯だけど、重曹成分を含み、アルカリ性なのであえて言うなら美肌の湯。

塩素消毒していて循環だから、美肌にいいかは疑問だけど。

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掲示している分析書に、手書きで利用状況を記載していて、ものすごく好感が持てる。

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大浴場とは別に露天風呂が2つあり、男女入れ替え制。

3階にある檜風呂が華の湯で、1階のが琴音の湯。夜は25時までで、翌朝5時から男女入れ替え。

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チェックインから25時まで、華の湯が女湯。

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全ての浴室にバスタオルがある。

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湯船だけでなく、床も壁も天井も木造りで圧巻。

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ここから渓谷が眺められたら、さらに圧巻なのだろうけど、真っ暗。部屋から写真撮ってる場合じゃなかった。早く来ればよかった。とにかく真っ暗。

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きっと部屋から見たのと同じ景色が、湯船から眺められたのだと思う。額縁に見たてた檜の枠から見える峡谷は、絵画のような素晴らしい見栄えなんだろうな。こんな感じ?雑な加工で失礼。

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長細い浴室に長細い湯船、奥に小さな洗い場がある。シャワーが3つ。シャンプーなども揃ってる。

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これだけの木造りなら、木の香りがぷんぷんしてそうだけど、そんなこともない。

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縁の光沢ある檜が美しい。

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湯船の底も檜で、座り心地がいい。

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湯口からは加水された源泉が注がれ、

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縁から溢れかけ流されてる。唯一のかけ流しの湯船。湯温は42度くらい。露天といえど、完全に屋内なので、42度だと少し熱い。

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宮大工である匠の衆が、樹齢400年の檜で造った檜風呂。

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塩素臭がすごくて、せっかくの檜風呂が台無し。かけ流しだと仕方ないんだろうな。あれだけたくさんの人が入るわけだし。

唯一のかけ流し風呂が残念で、しかも真っ暗で景色も見えず。

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翌朝は1階の琴音の湯へ。朝食前は鬼混みだったので、朝食後にリトライ。

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予想通りの独泉。

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脱衣所からも渓谷が見えてる。あぁこれが宇奈月温泉の醍醐味なんだな。

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湯船は2つあり、脱衣所から見えていた岩風呂が上段にあり、数段降りたところにもう1つ。

眼下には清流黒部川

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岩風呂の手前にはシャワーが2つ。

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右側に見える筒みたいなところから湯が出ているけど、循環なので湯船の中からぼこぼこと出てる。

湯船の温度は41.5度ちょっと。循環したお湯が出てくる独特の泡が少し肌に付くので、ふわりとした肌触り。消毒臭はそれほどでもない。

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黒部川の流れをイメージしたという岩の露天風呂。お肌に優しい緑石を使用しているそう。

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大浴場の内風呂同様、かけ流し併用でざばざばとかけ流されてるので気持ちいい。

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下の段にもシャワーが2つ。仕切りがあるタイプ。床が板張りで歩き心地がいい。

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ブルーのタイルの湯船で、縁だけ檜。ゆったりサイズ。

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2つの湯船の位置関係はこんな感じ。

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こちらも循環だけど、縁からは溢れ出てる。湯温は42.5度くらいと、少し熱め。下の段の方がぬるいイメージだけど、逆。

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宇奈月温泉の湯の透明度が日本一高いというのは、大自然の景色を映し出した時の美しさからきてるのかな。

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宇奈月温泉 延楽

アルカリ性単純温泉

98.3度

pH 8.52

2000ℓ/分

内湯(男1 女1)露天風呂3

加水循環消毒あり 加温なし

※華の湯のみ循環なし

2020.11.14 宿泊

泥湯温泉 奥山旅館(秋田)

栗駒国定公園の秋田側、宮城県境の神室山地の山あいに湧く泥湯温泉。山奥のわずかに開けた小盆地に佇む秘湯。

谷間にある古くからの素朴な湯治場で、明治創業の小椋旅館と奥山旅館の2軒の宿が残るだけ。

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同じ栗駒国定公園の宮城側の新湯温泉 くりこま荘(宮城) - 温泉手帖♨︎に1ヶ月ちょっと前に泊まったけど、同じ国定公園なの⁈随分遠い!と思い調べてみたら、栗駒山のほか、小安峡や神室山鳴子峡まで含まれてる広大な山岳国定公園だった。f:id:ayumu27:20201107213001j:image

宿から20分足らずの小安峡で紅葉狩り

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泥湯温泉は、秋田新幹線こまちで大曲駅まで3時間20分。それって岡山と同じくらい遠い。そこから奥羽本線で湯沢まで40分。ここまでで実家に帰れる遠さ。さらに湯沢駅からレンタカーで45分ほど。

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奥山旅館は1912年(明治45年/大正元年)創業で100年を超える老舗温泉旅館。2016年に火事で全焼、2019年4月に再オープンを果たした宿。待っていました。

秋田県の古民家の古材を再利用した造りで、黒壁が新しいのに古さを感じさせる。秘湯を守る会。

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玄関の目の前には立入禁止の看板。かつて硫化水素ガス中毒で死亡事故も起きているので、自分も含めお客側も注意に余念がないと思う。

開湯は1200年前の平安初期。泥水のような濁り湯から温泉名が泥湯に。江戸時代には安楽泉の別名でも呼ばれる湯治場となり、1680年に湯宿が開設されたそう。

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道路を挟んで宿の向かいに建つ小屋は大露天風呂の入り口。外から湯船が見えないように塀で囲まれてる。

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宿と同じく黒で統一された湯小屋。ドアを開けて入ると段差があり、左右に男女分かれる。

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夕方来た時には暗くて、ここに男性の外履きが脱いであったので自分も脱いだけど、ここを裸足ってどうよ?と半信半疑でつま先歩き。脱衣所へのドアをもう一つ開けてみると、やはり靴脱ぎ場があったよ、ここは土足だと思う。

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簡易だけど、ゆったりした脱衣所。トイレもある。

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脱衣所から、露天風呂側の引き戸を開けると、目の前は大自然。白い山肌や小地獄が望め、開放感いっぱいの露天風呂。

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実は夕方来た時は怖くて入れなかった。裸になったので、とりあえず足だけでもと入ってみたけど、雨は降ってるは真っ暗だわ、池のように広いわ、ぬる湯だからそれもなんか怖くて、一瞬で退散した。ほらこれ。

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元々は巨大な混浴の大露天風呂だったものを、板塀で男女別に分けたそうだけど、仕切ってもかなりの広さ。

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訪れた2日前に‘大露天風呂の源泉が雪の影響で埋もれてしまったので、本日より大露天風呂は冬季閉鎖’とHPに掲載されてたけど、この日は利用できた。冬は雪の影響で利用できない場合があるみたい。

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ほんの一部にだけ屋根がある。

広すぎてどこに湯がかけ流されているかよく分からなかったけど、全体的に周りから溢れてるような感じ。消毒も加温もなしのかけ流し。

広い露天風呂が苦手なのであまり探検もできず。こんなに広い湯船になみなみと湯が溢れてる、すごい湧出量なんだろうな。自然湧出なので、湧出量は不明。

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泥湯温泉には複数の自噴源泉が存在していて、その泉質は単純硫黄泉、単純温泉、硫化塩泉などばらばら。

奥山旅館は3つの異なる源泉を利用してる。

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この男女別の大露天風呂は新湯源泉。泉質はpH3.8の弱酸性の単純温泉。薄い濁り湯だけど単純泉なんだ。

底は砂利敷き。

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個人的に砂利も苦手。野趣溢れ過ぎてて。歩くとぶわっと湯の花が舞い、湯が濁る。

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よくみると大小様々な白い湯の花がたくさん。黒や茶色も。

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源泉温度は88度と高温で、気温により加水してる。この季節はどうなんだろ。

手前の入り口付近は37度とかなりのぬるさ。奥の方が少し暖かいけど、それでも38度ほど。湯口がどうやら男湯側にあるみたいで、奥の男湯との境が1番暖かかった。

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つるつるの湯感触。至るところから硫化水素の匂いがしてるから分かりにくいけど、このお湯は無臭のような気がした。

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宿泊棟の隣に、別棟の湯小屋がある。右手が女湯で左の宿泊棟側が男湯。男女入れ替えはなく、夜中じゅう入ることができる。

玄関を出て外からも行けるし、

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一階の帳場向かいの扉を出て、外履きに替え、階段を降りたところが男湯。

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女湯は奥にあるので、どうしても一瞬雨に濡れる。

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脱衣所はぴかぴかの木の床で綺麗なロッカー。秘湯とは思えない清潔な室内。アメニティはなくてドライヤーのみ。

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木造りの風情ある内風呂。風情あるけど綺麗で清潔。

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シャワーもついていて、リンスまであった。しかも、あの秘湯の熊笹シャンプーじゃなくて良さげなやつ。

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内風呂の先には女性専用の露天風呂。屋外ではあるけど、屋根があるので半露天のような感じ。

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高い天井。やっぱり木造りの湯小屋いいな。

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内風呂はしっかり濁り湯。天狗の湯という源泉。

昔、病に苦しむ乙女が温泉に浸かりたくても、透明な湯に恥ずかしくて浸かれないでいたところ、天狗が現れ白く濁った湯に変えてくれた。乙女は喜んで湯に浸かり病が治ったと伝えられている。

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このお湯がきっとその天狗の湯。

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足を湯船に踏み入れると白い湯の花が舞い上がる。硫黄の匂いというより、埃っぽい土っぽい匂いがする。

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大小様々な白い湯の花がたくさん。

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縁にも積もっていて、指で絵が描ける。

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手前側の縁から湯が溢れかけ流されていく。

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あぁ、素敵な析出物。こんなになるの、どんな泉質なのかと思ったら、びっくりするほど成分が薄かった。

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溶存物質が200mgに満たない、単純硫黄温泉。

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天然の保湿成分メタケイ酸が62mg。pH3.7の弱酸性。お肌には優しい。

72度と熱い源泉なので加水だけしてかけ流し。10年前の天狗の湯の分析書も貼ってあった。

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泉質はpH2.48の酸性-鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉。硫酸イオンが今の5倍くらい含まれてる。随分変動するんだな。今のものも6年前のだから、また変わってるのかも。でも天狗の時から今まで泥のような濁り湯であることは変わらない。

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湯口からは47度くらいに加水された源泉が投入されてる。酸っぱい。湯船の温度は夕方は41.5度くらい。朝は42度だった。

湯の中で肌をさすると、きゅうっと手が吸い付くような肌触りで、じっとりとした浴感。

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湯船の底の端っこにはふわもわの泥がたくさん溜まってる。

泥湯という名称は湯の色が濁っているところに由来しているそうだけど、この溜まった泥のような湯の花というか温泉泥が由来じゃないのかね。すんごいたくさんの泥だった。

男女別の内風呂ともう一つ、この天狗の湯の源泉が注がれているのが混浴露天風呂。

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内風呂の先にある女性専用露天風呂の扉から外に出て、簀子の廊下を進むとまた扉がある。

この高いところに屋根がついてる湯小屋が、混浴の露天風呂。

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暗いのでどのくらい露天なのか分からないけど、とりあえず屋根がある安心感。

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2つの湯船が少し段差をつけて配置されてる。どちらも長方形の木の湯船でなんとも風情がある。

下側の湯船には絞られた量の源泉が注がれていて、湯温は41度くらい。

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上の湯船は、年季の入った木をくり抜いた湯口から湯が投入されてる。

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湯船の温度は46度くらいとかなり熱い。

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内風呂と同じ源泉なので、わざわざ入ることないので、バスタオル巻きで雰囲気だけ味わい、誰にも会わないうちにそそくさと退散。

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混浴露天風呂に行くためにスルーして行った女性専用露天風呂へ戻る。綺麗にブルーがかった乳白色のお湯。

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暗い中だとこんな感じ、灰色の白濁湯。朝と夕方でこんなにも違う。

ここが3本目の源泉、川の湯が注がれている湯船。

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もう見るからに硫黄泉で、硫化水素臭が漂ってる。

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入り口の部分から外に湯が溢れてる。

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湯口は1番奥にあり、70度超えの熱い湯が注がれてる。うっかり味見しようと手を出してしまい、熱くて味見どころじゃなくなった。源泉は77度あり、加水のかけ流し。もしかしたら寒い時期は加水してないのかな。

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湯船の温度は44度くらい。離れた場所でも42.5度から43度くらいと熱め。夜は外気が冷えて寒く、朝はごーごー冷たい風が吹いていたので、なんとか入っていられたけど。

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白い湯の花が大量に舞ってる。湯船の底は小さな砂利のような感触でざらりとするところも。屋根はあるけど葉っぱが入ってきてる。

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岩にはいかにも硫黄泉な白い析出物がしっかり。

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川の湯源泉は3本の中では1番水素イオン濃度が高いpH5.8の中性に近い弱酸性。

湯感触はねっとりじっとり。きゅうきゅうと手が肌に馴染むような肌触り。成分も1番濃い。もう少しぬるめに調節してくれたらいいのにな。

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唯一、内風呂がついてる部屋‘こしあぶら’をめっちゃ前から予約した。部屋にはエアコン、冷蔵庫、テレビはない。

部屋の窓からの眺め。

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部屋のお風呂にしては、とても大きな檜風呂。寒いから窓を開けてないけど、開けたら半露天風呂みたいだったのかも。目の前が川だったし、眺めいいのかも。

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灰色の微白濁で、入ると白い湯の花が舞う。男女別内風呂と混浴露天風呂と同じ天狗の湯。

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加水された源泉のかけ流し。

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36度ちょいのかなりのぬるさ。ぬる湯好きなので許せる範囲ではあるけど、夜中は寒いはず。

チェックイン時に湯温調整するので言ってくださいと言われてたので、夕食時に伝えたけど、ちょっと難しいかもとの返答。もしかして湯守さん帰っちゃったのかしら。

結局、夜中じゅう36度ちょいのまま。朝ごはんの後に37度超えになってたから、朝調整してくれたのかな。

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内風呂ほどじゃないけど、隅の方に泥が溜まってた。

帰る頃には爪が灰色になってて、洗っても落ちない。身体に残る硫黄の匂いはほんのり、ほんとにほんのりだった。

 

泥湯温泉 奥山旅館

★★★★

[天狗の湯源泉]

弱酸性単純硫黄温泉

71.9度

pH 3.7

[川の湯源泉]

弱酸性単純硫黄温泉(硫化水素型)

77.4度

pH 5.8

[新湯源泉]

単純温泉

88.3度

pH 3.8

内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女2 混浴2)

加水あり 加温循環消毒なし

2020.11.7 宿泊

熱海温泉 熱海温泉ホテル 夢いろは(静岡)

熱海駅からタクシーで5分、熱海銀座に隣接し歩いてすぐの好立地。熱海温泉ホテル夢いろはは、以前のホテルあいおら。

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中庭テラスにはもくもくと湯けむりが立ちあがる源泉 青山湯があり、名物の温泉蒸しが食べられる。

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大浴場は3階と4階にひとつずつあり、夜は25時まで。翌朝5時から男女入れ替えで10時まで。

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ホテルの廊下の一番奥に大浴場の入り口がある感じ。

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4階の方が若干新しい感じがする。真ん中に脱衣棚。鍵付き貴重品入れもある。日帰り入浴は12時半から22時まで利用できる。

脱衣籠は消毒してあるのが裏返してあり、使用済みはそのままという仕組み。夜は全部が使用済み。そりゃそうよね。頻繁に消毒に入らない限りは。

床に髪の毛がすごくて、つま先で歩くも意味なし。身支度を整えた後もう一度足だけ洗いに入った。

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湯船は2つあり、棚田状になってる。古びた感じではなく、こ綺麗な空間。

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シャワーは右側に7つ。シャンプー、リンス、ボディソープに、洗顔フォームもあった。

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湯船は手前の高い方が熱め。源泉かけ流しをうたってる。80度の湯を加水しているみたい。湯口から出てくるお湯は50度はないと思う。

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湯量を調節しながらかけ流してるとのこと。

湯温は42.5度前後。湯口の熱いお湯を舐めると少ししょっぱい。海沿いの塩の温泉、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

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このお湯が下の湯船に流れ込んでいく。

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上手に見せてる。

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下の湯船の方が大きく、こちらの湯温は41度ちょっと。

顔を洗うと少し目にしみる。くちびるを舐めると少ししょっぱい。

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木の格子窓の向こうが普通の窓みたいで、開いてる窓から、冷たい外気が入り込んでくる。あまり熱すぎない湯船で、顔の辺りに新鮮で冷たい空気。悪くない。

一緒になった二人組の女子は1時間も入ってるらしい。

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下の湯船の端からほんの少しのかけ流し。おかしいなと観察してみたら、どちらの湯船の中にも湯口があり、湯の出入りがあった。一部、温度調節のために循環させてるみたい。濾過はしてない。

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HPにある源泉名は小松湯とあった。敷地内に2つの源泉、青山湯と小松湯を持ってる。

熱海温泉の開湯は749年、今から1270年も前。現在の源泉数は542井で毎分16,564ℓもの湧出量がある。利用してるのは257井。

この宿の利用源泉は2本の混合泉。

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古河湯(218号)は91.7度で毎分30.3ℓの湧出量。276号の野中山湯は分からない。てか、自家源泉の青山湯も小松湯も大浴場には使われてないのか。

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もう一方の3階の大浴場。脱衣所も浴室も、雰囲気が違う。出入り口を入るとすぐに脱衣所。朝一で来たので、すべての籠が消毒済みの裏返しになってる。

その先に同じくらいの広さのスペースがあり、洗面台に自販機、マッサージ機などがある。

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年季が入った浴室で、4階よりもずっと広い。

洗い場もたくさん。12個くらい。仕切り板があるタイプ。

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湯船は2つで、結構大きい。

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右奥の長方形が熱めで、左側の七角形のが普通湯船。

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どちらの浴室にも水が出るカランがあり、出したら必ず止めてと注意書きがある。加水し過ぎたら、温泉成分変わるからと。推奨はしてないけど、自由に加水オッケーって珍しい。

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湯口からは相当湯量を絞って湯が投入されてる。熱い湯をちょっと舐めてみると、しょっぱいというより少し苦い。

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疑いなく、ここからかけ流されている。こちらの浴室の湯船は循環じゃないのでは。

湯口から離れた場所でも43度くらいだったので、熱め。

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普通湯船も同じく気持ちよくかけ流されてる。

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手前側の全面から溢れ出てる。

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これぞかけ流し。

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こちらの湯温は42度弱。塩化物泉であたたまりの湯なので、長く入らなくてもしっかり暖まる。

湯の中で肌をさすると、きゅうっと手が吸い付くような肌触り。肌の弾力性を回復してくれるカルシウムイオンが942mgも含まれている。天然の保湿成分メタケイ酸は243mgもあり、しっとり潤うお湯。

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こちらの湯口も、絞った湯量で熱い湯が投入されてる。

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この3階の大浴場が元々あった源泉かけ流しの浴室で、4階のは新しく作った循環の湯船なのかな。

急に思い立って熱海でかけ流しの宿を探して来た。gotoで朝食付き1人5000円。何の文句もない。

熱過ぎないかけ流しがいい。最近行った熱海の宿なら熱海温泉 熱海の癒 新かどや(静岡) - 温泉手帖♨︎が良かった。部屋の露天風呂は温泉蛇口が付いてたから好みの湯温のかけ流しにできたし、展望風呂はぬる湯のかけ流しだった。

熱海は源泉数も宿も多い一大温泉地。故に宿選びが難しい。

 

熱海温泉 熱海温泉ホテル 夢いろは

★★

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

80.1度

pH 7.9

内風呂4

加水循環消毒あり 加温なし

2020.11.2 宿泊

雲仙温泉 ゆやど雲仙新湯(長崎)

長崎空港からレンタカーで1時間半弱の雲仙温泉。活気のある温泉街には硫黄の香りが立ち込めている。中学校の修学旅行で雲仙地獄を歩いたぶり。

1300年前に開湯し、温泉山と呼ばれるほど豊かな温泉に恵まれた雲仙国立公園明治40年に亀ノ屋ホテルを買い取り創業したゆやど雲仙新湯は、創業110年を超える老舗温泉旅館。新湯とは明治11年に発見された新しい源泉のことで、昔から、島原半島周辺の農家の人々が体の疲れをとるためにこの湯を訪れていたそう。

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雲仙は温泉資源保護のため、ボーリングで掘削することは禁止されている。

この宿は、敷地内に自然噴出する4つの自家源泉を持ち、浴場ごとに異なる源泉を使用するという贅沢っぷり。豊富な湯量を活かし、男女別の大浴場は2ヶ所ある。

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まず1階にあるりざれは、女湯が「りざれ」、その上の階にある男湯が「香仙翔(かせんしょう)」という呼び名の大浴場。

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出入り口の両側に脱衣棚のスペースがある広い脱衣所。

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利用時間は24時までで、翌朝はなし。サウナは停止中。内風呂と露天風呂がひとつずつ。

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4つの源泉は、それぞれ第1源泉から第4源泉と呼ばれていて、ここの半透明の湯は第2源泉。唯一源泉かけ流しではない、循環濾過の放流式。かけ流し併用だと認識してたけど、湯船から外にかけ流されているのを確認できなかった。

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脱衣所に2枚あった分析書のうち、ここにしか掲示していない分析書は、95度の強酸性の含鉄-アルミニウム-硫酸塩泉。

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これが第2源泉なのかな。硫黄臭ではなく、消毒臭というか薬品臭のような匂いがする。

内風呂の湯温は41度くらい。循環だからなのか、泡がつくのでふわぬるの肌触り。f:id:ayumu27:20201102195029j:image

寝湯用か半身浴用か、浅い部分がある。循環だと思うと気が乗らなくて、そそくさと露天風呂へ。

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露天風呂は緑に囲まれていて、木々の隙間から星も見える。一部に屋根もあったと思うけど、湯船に葉っぱが落ちてる。夜だと足に葉っぱが当たるの恐怖。

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狭くはないけど、真ん中に大きな柱。

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湯口からは気持ちいいほど湯が投入されているけど、ここから出てきてるのは41度くらいのお湯。加水した源泉なのか、循環してるお湯なのか。

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もう1箇所湯口があり、手前の赤いのからは48度くらいの熱めのが、奥の青いのからは42度くらいのお湯が出てた。

湯船全体は41.5度前後のぬるめの設定。この時期の夜は冷え込むので、ぶるっとする。

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もうひとつの大浴場は地下の男女別大浴場で、こちらも夜は24時まで。でもまた朝5時から入れる。

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よくある脱衣所。アメニティやフェイスタオルなどは、コロナ対策で撤去中とのこと。ドライヤーはある。

大きな宿ってこんなだっけというほど、床が髪の毛だらけで汚かった。

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地下に降りてきたと思ったけど、窓から緑も見えて清々しい。夜もレトロな秘湯っぽい灯りで落ち着く感じだった。

内風呂は大きく、壁の檜張りが心地いい。

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洗い場もゆったり広々。壁側2面にシャワーが7つ。シャワーが付いてないカランのみ(利用不可)がそれぞれのシャワーの間に6つあった。その分ゆったりスペース。

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湯口からは加水された源泉が注がれていて、直接触っても熱くない。湯船の温度は41.5度前後。

この大浴場では、硫黄成分が最も濃い第3源泉をかけ流しで使用してる。雲仙一の濃さっていうのがこの源泉なのかな。

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多分、この分析書の源泉かと。酸性-アルミニウム-硫酸塩泉。

硫黄成分もだけど、pH2.2の強めの酸性泉なので、殺菌作用が強い。雲仙の中でも濃いと言われる「小地獄温泉」よりも強い酸性。
ここは源泉から湯船までの距離が最も近く、新鮮な温泉が利用できるのだとか。

100度近い源泉を3つのかめ?貯水槽?を経由し、冷ましながら引き湯していると女将から教えてもらったので、遠いところから引いてるのかと思ってた。

もともと濃い源泉で湯船までの距離が短いので、雲仙一濃い温泉という評価なのか。

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それより何よりもかけ流しが気持ちいい。濃厚な成分だから、加水していても充分な濃さ。

熱すぎなくていいなと思って浸かってるんだけど、長湯しなくても汗が出てくる。すごい発汗作用。

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湯底はぬるっとし、ざらざらとした粒子もある。湯感触はつるんとしたなめらかな浴感で、肌にじっとりと馴染むような肌触り。天然の保湿成分メタケイ酸が230mgも含まれてる。

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湯色は濁った灰色。埃みたいな匂いで、意外にも硫黄臭をあまり感じない。

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露天風呂は、内風呂とつながっていて、お湯に入ったまま行ける。でも、濁り湯で中が見えないので、出た先がどうなってるか、段差があるかないか分からなくて、あまり好ましくない。

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庭をのぞむ露天風呂。広々した湯船。屋根がしっかりかかっているので、露天だけど安心。

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少し緑がかって見える乳白色。

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湯口からは49度くらいの熱い湯が注がれていて、熱い湯が湯面を広がっていく。湯船は全体的に43度くらいだけど、熱いところはもっと熱い。とにかく熱くて入っていられない。

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最も新しい第4源泉は、客室露天風呂で使われている。日本庭園に隣接した4室限定の露天風呂付客室「月庭」に泊まらないと入れない源泉。

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硫黄分の強い白濁した第4源泉。部屋の窓から階段を降りたところにある露天風呂。縁が檜の石風呂。シャワーもついてる。

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湯温の調節はこのレバーで。源泉はかけ流しと説明を受ける。

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到着後すぐに入りたかった旦那さんが水を足して入った後、私が露天風呂に行ったのは夕食後。

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月が池に映るのを撮ろうとして、夜の8時半頃に撮った写真。結局月は3時過ぎに通ったらしいので私はお目にかかれなかったのだけど、すでにこの時点でお湯はかけ流されてないし、濁ってもないし、湯口からは一滴も出てない。

もちろん朝までこの状態。ぬる湯好きな旦那さんは気付くことなく、ぬるければお湯を足し、朝まで何度もこの湯に入ってた‥。

翌朝、フロントに電話したけど、担当者が出社してなくて、源泉が出始めたのが8時半過ぎ。

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あぁ、配管が詰まってたんだねっていう泥(硫黄を含んだ鉱泥)がどばっと流れ込んできた。

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あっという間に乳白色の白濁湯に。濁り湯でびっくり。30分以上かかりやっと39度くらいまで湯温が上がったので私は足湯。

ざらっとした湯感触。あれだけ温泉泥が入れば当然か。

温泉分析書がないので、第4源泉の詳細は分からない。せっかくの源泉かけ流し風呂のはずなのに、色々残念過ぎる。

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白い湯の花がたくさん。

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源泉ごとに色合いや濃度が異なってるけど、基本は硫黄泉。湯上がりの肌は、硫黄泉独特のするんするん。

宿の外も中も硫黄臭が充満してる。廊下も部屋も。でも湯に入ってる時はあまり匂わない不思議。家に帰ってからも身体から匂わなかった。

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チェックアウトの5分前。やっと本来のかけ流しに。湯船の向こうに湯が溢れ出した。残念過ぎる。

源泉がまだ出てない時に、支配人が部屋に来て、貸切風呂が使える状態だから、ぜひそちらに入ってと。

貸切風呂はすぐ目の前にあるし、源泉も違うものなので記念に入ってみて、とかなり強く勧めるので、私ひとり行ってみた。

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ほんとに目と鼻の先にあった貸切風呂「まどか」。入る前にフロントから、温度が熱いので水を足しているけど、まだ熱いかもしれないとの連絡。

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小さな脱衣室があり、浴室に入ると左手にシャワーがひとつ。右側に岩風呂。むわっと硫黄の香りがしてる。

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宿泊者専用で利用時間は16時から24時までの50分2,200円。

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唯一第1源泉が味わえる湯船。硫黄分が白濁した濁り湯。連絡通り、カランから水が出てるけど、入り口の段差辺りの湯温が45度を超えていて、足を入れるのが精一杯。すぐ真っ赤になりギブ。

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ビニールパイプが湯口のようで、かなり絞った湯量が注がれている。60度超えてた。

水を出した状態で一度部屋に戻ってから、再度湯温を測りに行ってみたけど、ほとんど変わってなくて時間的にも無理だと思ったので、フロントに熱くて入れないのでもう大丈夫ですと連絡。

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脱衣室に分析書は見当たらなかったのだけど、ネットで拾った。多分この源泉。pH3.5の単純硫黄温泉。源泉かけ流しだけど、源泉が55度と熱いので加水して入るしかない。

部屋の源泉が出なかったのがもちろん一番の大事件だけど、他にも夜に頼んでない日本酒が部屋に運ばれてきたり、朝ごはんが個室だったのに、他の人を案内しちゃったので大部屋でお願いしますと大部屋になったり、え⁈っと思うことがあった。

チェックアウト時に女将から部屋風呂のことを謝られて、柚子みつをお土産に頂いた。平謝りされたら何も言えないし、何も言うつもりもなかったけど。「朝はお湯が出なくてすみません」と謝られたけど、前日からずっと夜中じゅう出てなかったのですよ。残念だったな。

 

雲仙温泉 ゆやど雲仙新湯

★★

[第1源泉]

弱酸性単純硫黄温泉

55.0度

pH 3.5

36.0ℓ/分

[第2源泉]

強酸性-含鉄-アルミニウム-硫酸塩泉

95度

pH ?

[第3源泉]

酸性-アルミニウム-硫酸塩泉

88.0度

pH 2.2

[第4源泉]

不明

内風呂4 露天風呂4 貸切風呂1 離れ客室風呂4

大浴場りざれ 加温加水循環消毒あり

※りざれ以外 加水あり 加温循環消毒なし

2020.10.31 宿泊